22年前、札幌藻岩山の麓にOPENし、今も当時の新鮮さを保ち続けてる BARです。店内は天井から壁面、床そしてカウンターや什器迄全て真っ黒で、 光輝くのはワイドスパンのトーメイガラススクリーン越に見える札幌市街から 石狩平野に続く夜景だけで、谷崎潤一郎“陰影礼賛”を思わせる世界です。 雪が降り始めると、下からライトアップされキラキラと光り輝く、真っ白で 宝石をちりばめた様な雪は漆黒のカウンターに反射し、風の動きで変幻自在に舞い 実像と虚像が一体となって迫りくる様は、万華鏡かはたまた水槽の中に 入り込んで居るような錯覚を覚え、それはそれは美しい時間でした。 私の写真技術や拙い文章では、その美しさを伝える事が出来無いのがホント残念です。 私は札幌を訪れると必ず『N43』に来ます。店名は北緯43度に位置するからで、 シンプルですが素敵です。何度か来てますが、今回が一番綺麗に感じました。 夜景が綺