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ブックマーク / www.aozora.gr.jp (3)

  • 作家別作品リスト:宇野 浩二

    公開中の作品 思ひ出すままに 「文藝春秋」と菊池と(新字旧仮名、作品ID:52192) 質屋の小僧 (新字旧仮名、作品ID:52193) 質屋の主人 (新字旧仮名、作品ID:52194) それからそれ 書斎山岳文断片(新字新仮名、作品ID:59420) でたらめ経 (新字新仮名、作品ID:53183) 「鱧の皮 他五篇」解説 (旧字旧仮名、作品ID:53057) 蕗の下の神様 (新字新仮名、作品ID:56170) 茂吉の一面 (新字新仮名、作品ID:55955) 作業中の作品 →作業中 作家別作品一覧:宇野 浩二 思い川 (あるいは夢みるような恋)(新字新仮名、作品ID:52203) 枯木のある風景 (新字新仮名、作品ID:52204) 蔵の中 (新字新仮名、作品ID:52205) 子を貸し屋 (新字新仮名、作品ID:56507) さ迷へる蝋燭 (新字旧仮名、作品ID:53686) 清二郎

  • 夢野久作 支那米の袋

    ああ……すっかり酔っちゃったわ。……でも、もう一杯カニャックを飲ましてちょうだいね……。 あんたもお飲みなさいよ。今夜は特別だからサア……ええ。妾(わたし)の気持ちが特別なのよ。今夜は……。 ……そのわけは今話すわよ。話すから一パイお飲みなさいったら……それあトテモ恐ろしい話なのよ。……ダメダメ。いくらあんたが日の軍人だって、妾の話をおしまいまで聞いたら屹度(きっと)ビックリして逃げ出すにきまっているわよ。 ……ああ美味(おい)しい。妾もう一パイ飲むわ。へべれけになるわよ今夜は……ニチエウオ!……レストラン・オブラーコのワーニャさんを知らないか……ってね。管(くだ)を巻くわよ今夜は……オホホホホホホ。……でも、あんたはその話を聞く前に、妾にいくらでもお酒を飲ましていい理由(わけ)があるのよ。何故って妾はこの間から何度も何度もあんたを殺したくなった事があるんですもの……マア。あんな顔をして

  • 寺田寅彦 津浪と人間

    昭和八年三月三日の早朝に、東北日の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から薙(な)ぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。明治二十九年六月十五日の同地方に起ったいわゆる「三陸大津浪」とほぼ同様な自然現象が、約満三十七年後の今日再び繰返されたのである。 同じような現象は、歴史に残っているだけでも、過去において何遍となく繰返されている。歴史に記録されていないものがおそらくそれ以上に多数にあったであろうと思われる。現在の地震学上から判断される限り、同じ事は未来においても何度となく繰返されるであろうということである。 こんなに度々繰返される自然現象ならば、当該地方の住民は、とうの昔に何かしら相当な対策を考えてこれに備え、災害を未然に防ぐことが出来ていてもよさそうに思われる。これは、この際誰しもそう思うことであろうが、それが実際はなかなかそうならないというのがこの人

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