イスラエル支持、近づく限界 強硬姿勢に苦言「身を滅ぼす」―ドイツ 2024年03月29日07時12分配信 ベーアボック独外相=26日、イスラエル中部テルアビブ(AFP時事) 【ベルリン時事】ドイツ政府が打ち出してきたイスラエルへの支持が、限界に近づいている。パレスチナ自治区ガザの人道状況が改善しないことや、民間人の犠牲が避けられないガザ最南部ラファへの侵攻に傾くイスラエルの強硬姿勢に、閣僚らの批判的な言動が目立ち始めた。「国是」と位置付けるイスラエル支持と、人道重視の理念の板挟みになっている。 米長官「死傷者多過ぎる」と苦言 ガザ停戦決議後も攻撃続行―イスラエル 「イスラエルには自衛の権利があるが、身を滅ぼすことにつながるやり方ではいけない」。ベーアボック独外相はイスラエルを訪れた26日の声明で、ガザでの軍事作戦に苦言を呈した。ショルツ独首相も17日、「ラファの150万人もの命が脅かされる