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ブックマーク / arecolle.hatenablog.com (4)

  • 天皇は得する側だろ、という視点も持ちたい - U.G.R.R.

    はじめに やしお(id:Yashio)さんの以下の記事に接しました。 天皇個人への肯定と制度への否定が同居すること - やしお まだざっと目を通しただけですが、興味深い部分もあるので、おってきちんと読むつもりです。ただ、こうした話題は時機を失するとあまりよくないので、とり急ぎ気になった点だけ、先に記事にしておこうと思います。 法解釈にかかる部分について まず法解釈にかかる部分について。 やしおさんは、天皇や皇族に日国憲法第3章の「国民の権利及び義務」が適用されないと仰ります。しかしこのような見解は学説上一般的ではなく、裁判例もこうした見解をとってはいません。 たとえば、この点にかかる有名な裁判例として、富山地方裁判所平成10年12月16日判決(判タ995号76頁)があります。この事件は、天皇の写真を用いたコラージュ作品の扱いをめぐって争いとなったものですが、その中で天皇にプライバシー権な

    天皇は得する側だろ、という視点も持ちたい - U.G.R.R.
  • 「差別ではあるよね」で合意できない理由 - U.G.R.R.

    以下の記事に接した。 せめて「差別ではあるよね」で合意できないのか 「女性専用車両を設けることに賛成はするが、それが差別だと認めろ」という主張だ。大きな反響を呼んでいるが、これから述べる点をもう少し意識すれば、理解が容易になるのではないかと思う。あまり実りのある話題でもないように思うので、簡潔にまとめたい。 女性専用車両を設けることが差別でないとする理由は、ほぼ「差別は悪いものだから」ということに尽きるものと思われる。より分かりやすく述べるならば、「差別」という語は、「不当である」という否定的価値判断を含むものであるから、不当ではない女性専用車両の設置を差別とは言わない、ということだ。そして、このような「差別」という語についての理解は、一般的であり、正しくもある。例えば、デジタル大辞泉は、「差別」について以下のように説明する*1。 (略) 取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く

    「差別ではあるよね」で合意できない理由 - U.G.R.R.
    kaos2009
    kaos2009 2018/02/26
  • 「言論弾圧」が販促に使われる時代 - U.G.R.R.

    千葉麗子のサイン会中止 少し前に、千葉麗子のサイン会が抗議の電話等によって中止になったというニュースがあった。 千葉麗子さんの「くたばれパヨク」サイン会 抗議電話で「開催せず」 有田芳生参院議員「常識的な判断」 千葉さん「言論弾圧だ」(1/3ページ) - 産経ニュース 千葉の『くたばれパヨク』出版を記念して今月12日にサイン会が予定されていたが、抗議の電話やFAXがあったとして中止されたのだという。記事では、「店員さんに恐怖心を与えるような電話が相次いでかかってきたため、書店側が万が一を考慮して中止になりました」などとする千葉のツイートが紹介される一方、抗議電話やFAXの具体的内容として紹介されるのは、「わかってやっているのか?」「ヘイトスピーチにあたるのサイン会が開催されるのは残念だ」という程度のもののみであった。そのため、「恐怖心」「万が一を考慮」などの仰々しい文言に若干の複雑な思い

    「言論弾圧」が販促に使われる時代 - U.G.R.R.
  • 「レッテル貼り」という魔法のことば - U.G.R.R.

    ナチスのレッテル? 平成28年1月19日の参議院予算委員会において、福島瑞穂が安倍晋三に対する質問の中で、自民党の憲法改正草案*1第九章のいわゆる緊急事態条項について、「内閣限り(の決定)で法律と同じ効果を持つことが出来るなら、ナチスの授権法とまったく一緒であり、許すことはできない」という趣旨の発言をした。この発言に対して、「レッテル貼り」「印象操作」だとする批判が集まっている。 はてなブックマーク - ナチスのレッテル「限度超えている」…首相反論 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) こうした批判に関連して、一点指摘しておく。 福島はどのような質問をしたのか その論調を見るに、批判は、福島を「レッテル貼りや印象操作しかしない(できない)議員」であると見なしているように思われる。しかし当然のことだが、福島は単に「自民党の緊急事態条項がナチスの授権法と同じだ」とのみ述べたわ

    「レッテル貼り」という魔法のことば - U.G.R.R.
    kaos2009
    kaos2009 2016/01/30
    “平成28年1月19日の参議院予算委員会において、福島瑞穂が安倍晋三に対する質問の中で、自民党の憲法改正草案*1第九章のいわゆる緊急事態条項について、「内閣限り(の決定)で法律と同じ効果を持つことが出来るなら
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