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ブックマーク / www.cinra.net (64)

  • 「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く | CINRA

    メイン画像:©Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved. 小説『関心領域』を通例の文脈で「あの映画の原作」と紹介するのにはいささか抵抗がある。というのも、特に日では、公開当初から凄まじい訴求力を見せた映画版(ジョナサン・グレイザー監督)の存在感が大きく、隠喩に満ちたその内容の「解題」を求める意図で書を手にする人が多いと予測され、その場合、キャラ構築や舞台設定など多岐にわたる差異により、読者が面らうこと必至だからだ。 ありていにいえば『関心領域』とは、ナチス第三帝国に関する、ある「共通命題」を突く文芸作品と映像作品のユニット的名称である。双方、観念的な因果関

    「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く | CINRA
    kaos2009
    kaos2009 2024/06/19
  • 鈴木亮平『シティーハンター』インタビュー。「令和の観客」に愛されるためにアップデートしたこと | CINRA

    北条司による人気漫画を実写化したNetflixのオリジナル映画『シティーハンター』の配信が始まり、Netflix週間グローバルTOP10で初登場1位を獲得するなど反響を呼んでいる。主人公・冴羽獠を務めたのは、作の熱烈なファンでもあり、長年にわたって冴羽獠を演じることを望んでいたという鈴木亮平だ。 配信後初となるインタビューで、並々ならぬ思いを込めた作に参加した感想を聞いた。 『シティーハンター』予告編 / 物語の主人公・冴羽獠は、東京・新宿を拠点にし、裏社会での様々なトラブル処理を請け負う超一流のスイーパー(始末屋)。無類の美女好きで、美女に出会うとタガが外れてしまうが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。そんなクールでおバカでもっこりの “冴羽獠” を演じるのは鈴木亮平、ヒロイン “槇村香” 役は森田望智、獠の相棒である “槇村秀幸

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  • ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA

    「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一映画が、日では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ

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    kaos2009 2023/10/29
  • 『怪物』是枝裕和監督インタビュー。性的マイノリティの子どもたちというテーマにどう向き合ったのか | CINRA

    6月2日に公開された是枝裕和監督最新作『怪物』。5月に開催された『第76回カンヌ国際映画祭』でクィアパルム賞を受賞した作は三部構成となっており、三部では物語の中心人物である湊(黒川想矢)の視点から、湊と依里(柊木陽太)の同性愛的な関係性が描かれる。 「性的マイノリティの子どもたちを描く」ということに是枝監督はどう向き合ったのか、ラストに込めた考えなどについて、インタビューで聞いた。 ※インタビューは5月22日(月)に実施。記事は、作品のラストについて言及しています。 ―5月18日の『第76回カンヌ国際映画祭』の会見で記者からLGBTQのテーマについて質問があった際に、監督は「そのことに特化した作品だと自分としてはとらえていない」と答えていました。ただ作を見て、私としては、この作品は性的マイノリティの子どもたちの物語だと思いました。彼らの葛藤や感情の揺らぎの根幹にはアイデンティティがあ

    『怪物』是枝裕和監督インタビュー。性的マイノリティの子どもたちというテーマにどう向き合ったのか | CINRA
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    kaos2009 2023/06/20
  • 映画祭の役割は賞だけじゃない。押井守監督がほぼノンストップで語るアニメ文化の継承と業界の問題点 | CINRA

    今年から、『新潟国際アニメーション映画祭』が開催される。映画祭の特徴は、これまで、公の場ではあまり批評の対象とされてこなかったエンターテイメント作品も取り上げている点だ。「商業」「アート」の垣根なく作品を評価し、アニメ文化を守り継いでいくために開催される映画祭。第1回目の審査員長を務めるのが、1970年代からアニメ業界で作品をつくり続けている押井守氏だ。今回は、幸運なことに押井氏にインタビューする機会を得て、アニメ業界への課題感や映画祭の意義についてうかがった。 撮影込み30分という限られた取材時間のなか、押井監督はひとつの質問に対してほぼノンストップで語り続け、60分インタビュー並の分量に。その発言内容にはアニメ業界に対する厳しい意見も多分に含まれているが、そうした言葉の根底にあるのは、スタッフが心血を注ぎ込んで作品をつくっていることに対するたしかなリスペクトと、その仕事が報われてほ

    映画祭の役割は賞だけじゃない。押井守監督がほぼノンストップで語るアニメ文化の継承と業界の問題点 | CINRA
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    kaos2009 2023/03/18
  • 石橋英子が語る、映画と音楽の関係、『ドライブ・マイ・カー』 | CINRA

    『第74回カンヌ国際映画祭』で脚賞ほか4つの賞を受賞した、濱口竜介監督による映画『ドライブ・マイ・カー』。 村上春樹の短編集『女のいない男たち』に収録された3つの短編小説映画オリジナルの展開とストーリーを巧みに織り合わせて生まれた、原作とはまた異なる強度の高い物語――原作を併せて読むと、この映画がいかにさまざまな演出と暗示を伴って練りに練られたものであることを実感いただけるかと思う。 石橋英子はそんな作の映画音楽を手がけた。独特の緊張感と重みを携えた物語と並走する石橋の音楽は、ドライかつ優美で、寡黙ながらも素晴らしい効果をあげている。稿では、石橋英子という音楽家が辿った作業過程とその成果である楽曲群、そしてその作家性を通じて、『ドライブ・マイ・カー』という映画に向き合った。 「良質であるが聴かれてはならない」(註1)。 石橋自身も影響を受けたとインタビュー中に語った『映画にとって音

    石橋英子が語る、映画と音楽の関係、『ドライブ・マイ・カー』 | CINRA
  • 川井憲次に聞く押井守との共同制作。説明不可能な音楽探求の日々 | CINRA

    アニメ史に残る金字塔『攻殻機動隊』シリーズの劇場公開作品第一弾『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の舞台となっているのは2029年。遠かったはずの未来に近づきつつある現在、『攻殻機動隊』シリーズが今もなお強い魅力を放ち続けている理由は何なのだろうか。 今回、シリーズの主題歌・挿入歌50曲がハイレゾで改めてリリースされるのに合わせて、『攻殻機動隊』のイメージを決定づけた映画2作品の音楽を手がけた川井憲次にインタビューを行った。川井は制作当時、どのような思いのもと世界が驚愕した異形の音楽世界を構築したのだろうか。当時の押井守監督とのやりとりを振り返りながら、今一度『攻殻機動隊』の魅力に音楽面から迫ってみたい。 押井さんの場合、普段とは違う考え方ができるのでおもしろいんですよ。 ―川井さんが押井監督と初めてお仕事をされたのは、1987年の実写作品『紅い眼鏡』が最初ですよね

    川井憲次に聞く押井守との共同制作。説明不可能な音楽探求の日々 | CINRA
  • 荘子itが執筆 『スパイの妻』の「軽さ」が持つ倫理的な意味とは | CINRA

    濱口竜介・野原位・黒沢清が脚、黒沢清が監督した『スパイの』。『第77回ヴェネツィア国際映画祭』で「銀獅子賞」(監督賞)を受賞した作を、ラップグループDos Monosのトラックメイカー / ラッパーの荘子itが論じる。気鋭のラッパーは、作をどう見たのか。また、テキストを受けて行なった、彼のインタビューも掲載する。 現代を生きる私たちの自画像として描かれた「」 「夫」が「亡命だ」と囁くとき、それが、例えば現代日を舞台にしたラブロマンスで発せられる「駆け落ち」という言葉とは比べようもなく甘美な響きであるかのように、窓からの照明とレンズフレアが、「」のクロースアップを包み込み、映画のような夢見心地にさせ、これに素直にうっとりしていいのかと、「居心地の悪さ」を感じさせる『スパイの』の舞台設定は、1940年、太平洋戦争前夜の神戸である。 最初の企画段階では、神戸をテーマにした映画

    荘子itが執筆 『スパイの妻』の「軽さ」が持つ倫理的な意味とは | CINRA
  • 『ハスラーズ』の怒り。オスカー候補から漏れた事実も物語と共振 | CINRA

    主要部門が「白人と男性」ばかりだった『第92回アカデミー賞』候補 『第92回アカデミー賞』が物議をかもしている。ノミネート陣が予想以上に「白人と男性」ばかりだったためだ。 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグがはずれた監督部門はすべて男性が占めた。役者部門に関しては20人中19人が白人。『フェアウェル』のオークワフィナや『アス』のルピタ・ニョンゴなど、受賞が期待された有色人種の姿が無かった。 なかでも、最大のサプライズとされたのは、助演女優賞部門におけるラテン系シンガー兼女優、ジェニファー・ロペスの落選である。女性版『グッドフェローズ』と喝采を呼び、昨年アメリカ国内で『ロケットマン』『アリータ:バトル・エンジェル』を超えるヒットを記録した『ハスラーズ』でカリスマ的ストリッパーを演じた彼女は、オスカー前哨戦のフロントランナーであった。放送局ABCが製作した『

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  • 大友良英が『いだてん』音楽で伝える「敗者がいて歴史ができる」 | CINRA

    オリンピックと日の近代化を扱ってきた『大河ドラマ「いだてん」』もいよいよ完結間近。日初のオリンピック日本代表、金栗四三(かなくり しそう)から始まり、1964年の『東京オリンピック』誘致の立役者である田畑政治(たばた まさじ)へと主役をバトンタッチして進んできた1年間は、スポーツのみならず戦争政治、さらには落語の世界から見た近代史をテーマに含み入れ、時代が大きく揺れるいまだからこそ見られるべき物語へと拡張してきた。 CINRA.NETでは、その音楽を担当した大友良英に7月のサントラ後編のリリースで1度インタビューをしているが、11月にリリースされたばかりの最後のサントラ「完結編」について、あらためて話を聞く機会を得た。たった約4か月のあいだに芸術文化政治の関係はめまぐるしく変わったが、大友はこの急激な状況の変化をどのように受け止めているのだろうか? また、この変化は『いだてん』後半

    大友良英が『いだてん』音楽で伝える「敗者がいて歴史ができる」 | CINRA
  • 有安杏果、結婚を発表。その経緯、お相手など、赤裸々に語る | CINRA

    日11月24日、有安杏果が昨日入籍したことを発表した。お相手は、以前から交際を公表していた男性。 2018年1月までももいろクローバーZの一員として活躍し、約1年の休養期間を経て、今年1月15日に個人事務所の設立と音楽・写真活動の再開を発表した、現在24歳の有安杏果。彼女が入籍することの報せを数日前に受け取った筆者は、事実無根な記事を含む様々な憶測が世の中で飛び交っているからこそ、真実を求めて、直接彼女に話を聞くことにした。 0歳から芸能活動をしながら生きてきた彼女は、若くして様々な喜怒哀楽を経験した上で、今「結婚」という幸せを求めたのだと思う。そしてそんな彼女の人生を支えているのが、「音楽」という存在でもあった。当の「幸せ」や「好き」はわざわざ言葉で説明するものでもないしできないものだとわかりながらも投げたいくつもの質問に対して、有安杏果は真摯に、今の感情を精一杯言葉にしてくれた。

    有安杏果、結婚を発表。その経緯、お相手など、赤裸々に語る | CINRA
  • 『不自由の不自由展』吉祥寺で開催 会田誠、根本敬、北大路翼ら参加 | CINRA

    『不自由の不自由展~吉祥寺トリエンターレ2019』が、11月18日から東京・吉祥寺のGALLEY ナベサンで開催される。 同展は、『あいちトリエンナーレ2019』での「表現」を巡る一連の「騒動」を受けて開催。出品作家には、会田誠、阿部修久、1234、北大路翼、杵屋三七郎、木村哲雄、KOTARO、崔誠圭、鄭柚奈、鈴木薫、武田海、田中芳秀、富永剛総、dragonzo、根敬、八王子生活館、BABU、牧田恵実、山崎春美、渡辺ナオ、渡邊未帆が名を連ねる。観覧は無料。 会期中には、各回投げ銭制となるトーク、パフォーマンスを実施。11月20日には鴻英良、山崎春美、渡邊未帆によるトーク『自由なんてない』、11月23日には香山リカ、木村哲雄、山崎春美によるトーク『不自由による不自由のための不自由展』、天神直樹と山崎春美によるパフォーマンス『不自由か?』、11月24日にはオープニングパーティー、リュウセイオ

    『不自由の不自由展』吉祥寺で開催 会田誠、根本敬、北大路翼ら参加 | CINRA
  • 『あいちトリエンナーレ2019』を『不自由展』以外からも考える | CINRA

    (メイン画像:『Vocabulary of Solitude』(2014~2016年) / 個展『Ugo Rondinone: Vocabulary of solitude』ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、ロッテルダム(オランダ) Photo: Stefan Altenburger / Courtesy of studio rondinone) 芸術祭のテーマ「Taming Y/Our Passion」のパラドックス ためらいながらこの原稿を書いている。8月1日に開幕した「あいちトリエンナーレ2019」についての、アートとパフォーマンス作品の両方に触れる速報性のあるレポートとして、開催直後まではこんな書き出しで始めようと考えていた。 今年の『あいちトリエンナーレ』が掲げたテーマ「情の時代 Taming Y/Our Passion」の情とは、感情、情報、情け……といった多様な意味を含

    『あいちトリエンナーレ2019』を『不自由展』以外からも考える | CINRA
  • 大友良英が『いだてん』に感じた、今の時代に放送される必然性 | CINRA

    2019.08.13 Tue Sponsored by 『大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 後編』、『GEKIBAN 2 -大友良英サウンドトラックアーカイブス-』 現在、絶賛放送中の『大河ドラマ「いだてん」』。オリンピックを背景に、明治から昭和までの時代を描く異色のドラマは、来年に迫る2020年の東京オリンピックとも共鳴して、「日人はどこから来て、どこへ行くのか?」をスポーツを通して伝えようとしている。 そんな意欲作の劇伴を担当するのが、音楽家の大友良英。NHKでたくさんの楽曲を作ってきた大友は、すでに伝説ともいえる『連続テレビ小説「あまちゃん」』チームとともに、『いだてん』の音楽世界を作ろうとしている。感動の最終回に向けて、最後の作曲作業に打ち込む大友に話を聞いた。 宮藤官九郎に珍しく相談。『あまちゃん』“潮騒のメモリー”はこうして生まれた ―『大河ドラマ「いだてん

    大友良英が『いだてん』に感じた、今の時代に放送される必然性 | CINRA
    kaos2009
    kaos2009 2019/08/16
    “プロパガンダではなく、戦争へのカウンターとして企画された大河ドラマ『いだてん』”
  • 菅田将暉が語る、芸術文化への問題意識。米津らと共有する価値観 | CINRA

    菅田将暉は、音楽を必要としていた。 俳優業のサイドプロジェクト的な歌手活動ではなく、むしろ、もっと泥臭く、もっと率直に、音楽と向き合っていた。音楽性とかスタイルではなく、より質的な意味で菅田将暉はパンクロッカーだ。鳴らしている音の根の部分に衝動と反骨精神が根付いている。筆者が彼のライブを初めて観たときの正直な感想がそれだったのだが、2ndアルバム『LOVE』では、そのことがより明確に形になっている。 アルバムには米津玄師が作詞・作曲・プロデュースを手がけた“まちがいさがし”を筆頭に、石崎ひゅーい、秋田ひろむ(amazarashi)、あいみょん、柴田隆浩(忘れらんねえよ)、志磨遼平(ドレスコーズ)といった菅田自身が敬愛するアーティストたちが参加。菅田自身が作詞作曲を手がけた楽曲も含む計11曲が収録されている。 以下のインタビューで、菅田は「一緒に闘おうとしてくれる同志のような人に出会えた

    菅田将暉が語る、芸術文化への問題意識。米津らと共有する価値観 | CINRA
    kaos2009
    kaos2009 2019/07/11
  • NHKスペシャルで「こんまりメソッド」特集、女性たちの片付け現場に1年密着 | CINRA

    NHKスペシャル『密着ドキュメント 片づけ 人生をやりなおす人々』が、日4月14日にNHK総合で放送される。 同番組では片づけコンサルタントの「こんまり」こと近藤麻理恵にフォーカス。近藤麻理恵は、自ら提唱する「こんまりメソッド」で人々の生活を変えていく様を捉えたNetflixのリアリティーショー『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』で世界的な注目を集めている。 NHKスペシャルでは1年にわたって、近藤の片付けノウハウを実践した現場に密着。経済不安、うつひきこもりといった過去を背負った3人の女性が、手に取ってみて心がときめくかどうかで取捨を判断する「ときめきチェック」を繰り返しながら、片付けを通して人生を変えていく様子を映す。

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  • 『第37回向田邦子賞』に野木亜紀子、受賞作は『獣になれない私たち』 | CINRA

    東京ニュース通信社が主催する脚賞『第37回向田邦子賞』の受賞者が発表された。 『第37回向田邦子賞』に輝いたのは野木亜紀子。受賞作は、昨年10月から12月に放送された『獣になれない私たち』となる。 授賞理由は、「『人間は進化の過程で色々なものを失った……』という劇中のセリフに象徴されるように、笑顔の裏で心をすり減らして生きる主人公と、誰も信用していない公認会計士の男の、恋かもしれないラブストーリー。タイトルが意味する『獣になれない……』というメッセージでもある。現代人が抱えるこの思いを、大人テイストで面白く生き生きと描いている。作者のこれまでの作品に観られた筆力が一味違うジャンルで発揮された」と説明されている。 選考委員は池端俊策、冨川元文、大石静、岡田惠和、井上由美子。池端俊策はスケジュールの都合により今回は選考に参加しなかった。贈賞式は5月28日に開催。賞の特製万年筆および副賞30

    『第37回向田邦子賞』に野木亜紀子、受賞作は『獣になれない私たち』 | CINRA
  • 東京都現代美術館がリニューアルオープン。3年の休館経てどこが変わった? | CINRA

    約3年間の休館を経てリニューアルオープン 東京・清澄白河の東京都現代美術館が3月29日にリニューアルオープンを迎えた。 1995年の開館から20年を経て、諸設備の改修と利便性の向上のために2016年から約3年間にわたって休館していた東京都現代美術館。リニューアルオープン日と同時に2つの展覧会がスタートしている。 3年間の休館を経てどこが変わったのか? 新しくなった美術館内外の様子をレポートする。 人々に「普段使い」してもらえる開かれた美術館に。館内外のサインを一新 東京都現代美術館の建物は南側が木場公園に面し、ガラス張りの壁面から公園で遊ぶ子供たちや散歩をする人々の姿を見ることができる。今回のリニューアルでは公園の続きのように、人々に「普段使い」してもらえる美術館をコンセプトに、パブリックスペースの整備を行なった。 サインもリニューアルされた 館内外のサインは一新し、エントランスホールや中

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  • ピエール瀧が麻薬取締法違反で逮捕。著名人薬物報道のあるべき姿は | CINRA

    ピエール瀧が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことが、3月12日にNHKほかで報道された。薬物検査では陽性で、人もコカインの使用を認めているという。 寝耳に水だった。大河ドラマ『いだてん』に出演しているほか、公開を控えている出演映画も『麻雀放浪記2020』『居眠り磐音』など多数。2014年公開の『アナと雪の女王』でオラフの吹き替え担当するなど、子供にも親しまれていたし、TBSラジオ『たまむすび』では木曜日にレギュラー出演していた。 石野卓球と2人組で活動している電気グルーヴは今年で結成30周年。1月にアニバーサリーアルバム『30』をリリースし、記念のライブツアー『電気グルーヴ30周年“ウルトラのツアー”』の最中だった。また『ARABAKI ROCK FEST.19』『FUJI ROCK FESTIVAL'19』にも電気グルーヴの出演が発表されていた。 電気グルーヴおよびピエール瀧のオフィシ

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  • 『MdN』休刊理由を編集長に聞く。乃木坂や『おそ松さん』特集の裏話も | CINRA

    デザイン誌『MdN』が、日3月6日発売の『月刊MdN2019年4月号』をもって休刊した。1989年創刊。約30年間におよぶ歴史に一区切りをつけた。 デザインの専門誌でありながら、攻めた特集企画で人気を集めていた『MdN』。サカナクションや乃木坂46、欅坂46といったアーティスト、『おそ松さん』『君の名は。』といった旬のアニメなど、エンターテイメントに「デザイン」の観点から切り込んでいく特集記事をはじめ、「神社のデザイン」や「大相撲の美」にフォーカスした特集(!)、付録としてフォント辞典がつく「絶対フォント感を身につける」シリーズ、176ページの漫画雑誌を一冊作って付録にするという企画「マンガ雑誌をMdNがつくってみた」などなど、あっと驚くような特集記事を世に送り出してきた。その内容はCINRA.NETでもたびたびニュースとして紹介した。 CINRA.NETでは『MdN』編集長の信光理氏

    『MdN』休刊理由を編集長に聞く。乃木坂や『おそ松さん』特集の裏話も | CINRA