リビアのアメリカ領事館が襲撃されて駐リビア大使など4人のアメリカ人が死亡したことを受けて、オバマ大統領は、事件を強く非難するとともに、襲撃した武装集団に今後、裁きを受けさせるため、リビア政府と協力していく姿勢を強調しました。 アメリカで制作された映像にイスラム教の預言者ムハンマドを侮辱する内容が含まれているとして、中東で抗議のデモが広がるなか、11日、リビア東部のベンガジにあるアメリカ領事館が武装集団に襲撃され、スティーブンス大使を含むアメリカ人4人が死亡しました。 これを受けて、オバマ大統領は12日、ホワイトハウスで声明を読み上げ「非道かつ衝撃的な襲撃を強く非難する。絶対に正当化することはできない」と述べました。 そのうえで「武装集団に裁きを受けさせるために、アメリカはリビア政府と協力していく」と述べ、武装集団の行方は追う一方、リビアとの関係全体が悪化することはないと強調しました。 また