アメリカのファッション・インテリア・悩み相談の最前線で活躍するゲイ男性五人が、ファブ5というユニットを結成して、引きこもっていたり、楽しい思いをしたことがない人に四日間の夢を見せる番組。私は最近「いいことはどんどんやれ、やってもらったらそれからはその人が決める」という考えに急速に寄っている。日本は、この手のひと時の善行に対し「無責任な偽善」と切り捨てる言説になびきやすい社会だと思う。異質な振る舞いの前で、日本人の出演者は素直に嬉しい顔を見せる。ファブ5は、我々に普段考えもしない部分に目を向けさせているのだ。 第1話の中年女性は、姉を最近亡くし、姉の家族とも疎遠になり、自宅をホスピスとして解放したり、子供達の預かり場として「くまちゃんハウス」をやっている。 水原希子さんが「女を捨てる」という言葉の意味合いを説明するところが一つのハイライトね。私は、先日参加した公民館行事でお見かけした高齢の女