Hatena ID is an account used for various Hatena services.
ついったからの転載・改稿。 上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」から始まった、一連の作品――いわゆるブギーポップシリーズは、同時代文学として多くのロスジェネ世代から支持されたのだが、それは何故だったのか、ということを語ってみる。 ブギーポップシリーズの登場人物たちの多くは、物語の中で、自己が置かれた状況の本質や大局から一貫して疎外され、その過程でさまざまなものを失う。彼らの物語はそれぞれの個別的な体験であり、ブギーポップを巡る物語はそうした小さな物語の編集に拠って成立する断片の集合体である。 彼らは、社会の分子化による多様化とそれによる超越的審級の衰退に伴い、事物の本質性(あるいは事物の本質性という幻想)を経験できなくなり、結果として世界を見失った「ぼくら」の世代の象徴だ。その悲哀を打ち破るためには「あえて」「世界の敵」となり、それによって事物の本質性へとアクセスし世界を回復しようとするロ
えでぃっと! -ライトノベルの本当の作り方?! - (一迅社文庫) 作者: 箕崎准,蒼魚真青出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2009/09/19メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (19件) を見る このライトノベルの主人公は、ライトノベル作家だ。 だがこの小説に、新人賞に投稿して落選する主人公の苦悩は描かれていない。 新人賞の締め切りに間に合わず、嫌々ながら電撃大賞から次の賞へと狙いをスライドさせる主人公の描写はない。2chの新人賞スレに張り付いて今か今かとフラゲ報告を待ち、書き出された一次通過者リストを目を皿のようにして見る主人公はいない。落選なんて何かの間違いじゃないかって、報告者に誤字があるんじゃないかって、発売日に書店に駆け込んで何度も通過者リストを見返す姿も描かれない。ブログの創作論を読みながら「こいつはなんにもわかってねえなあ」と冷笑する姿も、一人暮
id:CAXさまより……って発言(「スレイヤーズが好きだった10代の僕を、どうやって肯定すればいいんですか!」引用者注)は前島賢のものだったのか。まあ自分は『スレイヤーズ』の本編は未だに読んだことがないから(アニメは観たけど)、肯定も否定も寛容も嘆きも出来ないので、その発言の意味する本意もよく判らないんだけど、なにが理由でそんなにトラウマっぽく感じているのかはちょっと知りたい。小説版の『スレイヤーズ』には、それほどまでにトラウマになるような衝撃のストーリーがあったりしたのかな?http://d.hatena.ne.jp/CAX/20060531/zaregotoなんて質問(?)をいただいた。こういう「なんで俺にとってライトノベルは重要なのか」的な自分語りに1万語ついやすよりも、マジメに(特に誤字脱字のチェックをな!)書評を書いたりするほうがよほど有意義なものになると思うのですが、一応、反応
日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
今日は久しぶりにTRPGのオンラインセッションなどしてそれなりに楽しんだ。休みっていいニャー。伊藤計劃氏の新作も第1稿が脱稿されたようで何より。秋ごろには読めるかな。 それはそうとして、今日もついったからお蔵出しなどする。ネタがなくなるまではこの調子で。 ついったからの転載・改稿。 上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」から始まった、一連の作品――いわゆるブギーポップシリーズは、同時代文学として多くのロスジェネ世代から支持されたのだが、それは何故だったのか、ということを語ってみる。 ブギーポップシリーズの登場人物たちの多くは、物語の中で、自己が置かれた状況の本質や大局から一貫して疎外され、その過程でさまざまなものを失う。彼らの物語はそれぞれの個別的な体験であり、ブギーポップを巡る物語はそうした小さな物語の編集に拠って成立する断片の集合体である。 彼らは、社会の分子化による多様化とそれによる超
新城カズマの新作「15x24」が面白い、のだけど・・・ - 平和の温故知新@はてな http://d.hatena.ne.jp/ub7637/20091029/p2 紫色のクオリア読書会とライトノベルの限界? な話 - Koto-pinion マニアックなライトノベルが売れない話、あるいはカジュアルなライトノベルに偏っている話 - WINDBIRD いろいろなところで興味深いエントリを見つけたので反応してみる。 今のライトノベル(だけじゃなく大衆文学も)は「読みやすい・単純・気楽」のファストフード化していて、それでも設定を大量投入したりテーマ性・文学性を大きく組み込んだりしているマニアックなものは細々とやっている……というかそこがライトノベルの最前衛になっていると思う。 マニアックライトノベルの極北ともいえる川上稔の作品が人気を博していたり、「萌え」を全面に押し出していないつくりの『とある
ぜんぜんラノベを買えなくって禁断症状が出そうな感じの今日この頃ですが、みなさまいかがおすごしでしょうか。新城カズマの新作「15x24」も読めていません。ガッデム。というわけで、どういうわけでもありませんが本日の話題は「あのラノベすっげー面白いのに何で売れないんだよチクショー」です。 新城カズマの新作「15x24」が面白い、のだけど・・・ - 平和の温故知新@はてな 新城カズマの新作「15x24」が面白い、のだけど・・・ - 【世界中の】ub7637と隣り合わせのHIGHな青春【迷宮】 つい先日も似たような話題があった気がします。 紫色のクオリア読書会とライトノベルの限界? な話 - Koto-pinion ライトノベルには限界がある。ただしライトノベルに限らない - あの頃の僕らは胸を痛めてブギーポップなんて読んでた こっちは「小難しい設定がついてると商業的に厳しいよね」という話だったと思
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く