NTTドコモの前田義晃社長は2024年7月5日に日経クロステックの取材に応じ、2024年秋ごろに同社のクレジットカード「dカード」にプラチナカードを追加することを明らかにした。ポイント還元の充実、コンサートチケットの優先発行といったプレミアムな体験を訴求して加入を促していく考え。 dカードは非通信事業の中核を担う。同社の2023年度金融決済取扱高13兆1200億円のうち、10兆円以上はdカードによるものだという。dカードの契約数は2024年3月末で1775万件と順調に伸びており、ゴールドカードの契約数は1065万件と全体の6割を占める。ゴールドカードは1万1000円(税込み)の年会費が入るため、他社クレジットカード会社に比べて「利益率はかなり高いほうだと思う」(前田社長)とした。 プラチナカードの年会費については回答を控えたが、「いくら使わないと入れないなどハードルが高いものではなく、気軽