自民党の河井案里議員の陣営による選挙違反事件で、広島地方検察庁は去年の参議院選挙でいわゆるウグイス嬢に法律の規定を超える報酬を支払ったとして、河井克行前法務大臣の政策秘書と案里議員の公設秘書ら合わせて3人を公職選挙法違反の運動員買収の疑いで逮捕しました。 広島地検の調べによりますと、秘書ら3人は河井案里議員の去年7月の参議院選挙で、陣営の14人のウグイス嬢に対し法律の規定を超えるあわせて204万円の報酬を支払ったとして公職選挙法違反の運動員買収の疑いがもたれています。 ウグイス嬢の報酬の上限は1日1万5000円と規定されていますが、河井議員の陣営はその倍の3万円を支払っていた疑いが出ています。 検察はことし1月、河井議員夫妻の地元事務所や自宅マンションなどを捜索し、3日も新たに東京の議員会館にあるそれぞれの事務所を捜索しました。 検察は秘書ら3人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者に