本記事は、 2004年3月31日 に発行した「ネットワーク大事典」を基に掲載しております。内容は発行時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。 送達確認なしに連続して送受信できるデータ量。プロトコルのフロー制御で用いられる用語。HDLCやLAP-D,TCPなどのコネクション型プロトコルでは,通信時に送信側が受信側の受信バッファの大きさに合わせてデータ送信の流量を制御(フロー制御)するように設計されているケースが多い。 受信側は連続して受信可能なデータ量を送信側に知らせ,送信側は連続して送信するデータ量を制御する。これをウインドウ制御という。 LAN間接続で不十分な容量のWAN回線を用いる場合や,帯域が保証されないインターネット,伝送遅延時間が大きい衛星通信回線などでは,ウインドウ・サイズを大きくするとスループットが向上する。