飛行機の映画で『アナと雪の女王』を観た。ディスニーのアニメらしい良い映画で普通に楽しんだ。原作はアンデルセンの『雪の女王』で、そこからかなりの改変があるが、雪の女王をどう描くかという違いが特に面白く、また重要である。アンデルセンの作品では、冷たい心を持った雪の女王がいて、彼女が厳しい冬を起こして、本当は優しい男の子を捕まえて心を凍らせて冷たい心の持ち主にしてしまう。一方『アナと雪の女王』では、二人姉妹のお姫様のうちのお姉さんのエルサが、彼女に特有の能力として触れるものをすべて凍らせる能力を持っていたが、そのような反社会的な能力が自分にあることを周囲の人はもちろん家族に対しても隠し、人目を避けてお城に閉じこもって生活してきた。しかし、そのような特有の魔力を持っていることが戴冠式の日に明らかになり、人々は彼女を恐れ忌避するようになり、彼女は一人で北の山に向かう。この逃避は、差別する人々から逃げ