漆器(※)のことを英語で「ジャパン」といいます。世界に認められた日本の工芸品ということです。 安くて、丈夫で、耐久性がある化学製品に比べて、漆器は高くて扱いにくくて傷つきやすいと思われています。しかし、値段以外の部分では決して負けていないのです。扱いもそれほど面倒ではありませんし、実は大変丈夫なものなのです。 そしてなにより、ナチュラルなのです。自然が時間をかけて作り出したものが漆器なのです。 日本人にとって最高の道具である漆器をどうすれば多くの皆さんに使っていただき、楽しんでいただけるかを考えた時、日本人に最も身近な漆器がお箸でした。この思いを胸に、日本一の箸屋を目指すという目標がスタートしました。 ※漆器:木や紙などに漆(うるし)を塗り重ねて作る工芸品。英語で漆器をjapanと呼ぶことからも判るように、欧米では日本の特産品と考えられている。 そこでまず、どこに店を開き、箸屋を開店するか