JR西日本の当時の経営トップと会談したあと会見に応じる遺族ら=14日午後4時22分、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪(塚本健一撮影) 平成17年4月に発生したJR福知山線脱線事故の補償交渉を集団で行うことを求める遺族らでつくる「賠償交渉の会」とJR西との初会合が14日、大阪市内のホテルで行われた。 交渉の前提として、出席した事故当時の経営トップに責任の所在について改めて説明を求めたが、具体的な説明がなかったため補償方針についての協議には至らなかった。 会合には、同会に参加する遺族計36人が参加。JR西側からは、事故当時の社長だった垣内剛氏、会長だった南谷昌二郎氏や同社の顧問弁護士らが出席、非公開で約2時間半行われた。 終了後に会見した同会メンバーによると、事故の責任がどこにあるのかについて垣内、南谷両氏に見解を求めたところ、「運転士個人の責任ではなく経営上の問題があった」と認めた。 しか