決勝トーナメント進出に、可能性を残していた日本代表。しかし、グループリーグの最終戦で16年ぶりの本大会出場を果たしたコロンビアに1-4で敗れ、1勝も挙げられないまま、ブラジルから帰国することになった。コロンビア戦の敗因は、どこにあるのか。そして、4年後に向けて日本は何をしていくべきなのか。現地で取材した元日本代表DF都並敏史氏に聞いた。 コロンビア戦は、『攻撃は最大の防御』という形にしないといけないゲームでした。しかし、アルベルト・ザッケローニ監督は日本の2列目の選手たちに対する評価が高かったのでしょう。しかし、コロンビア戦ではそこにボールをつなぐことのできる選手が足りませんでした。結局、先発8人を入れ替えたBチームに完敗しています。攻撃が中途半端になったことが、その要因でしょう。日本は敵陣深くで攻撃できずに、ビルドアップの途中でボールが引っ掛かり、ショートカウンターに持ち込まれました。試