北陸新幹線の福井県の敦賀から大阪に至るルートを検討する与党の検討委員会は、5日で自治体など関係者へのヒアリングを終え、今後、来週中をめどにルートを絞り込むことを目指します。 5日は、関係する自治体を招いて意見のヒアリングが行われ、石川県の谷本知事と滋賀県の三日月知事、それに大阪府の新井副知事が出席しました。 この中で、石川県の谷本知事は「小浜・京都ルート」について、運営主体であるJR西日本が支持している意味は大きいとしたほか、隣り合う福井県と富山県も支持していて、北陸で足並みをそろえることが重要だとしたうえで、「小浜・京都ルート」を支持する考えを初めて示しました。 一方、滋賀県の三日月知事は、これまで支持を表明してきた「米原ルート」について、想定される工事期間が最も短いのに加え、事業費も最も安く、費用対効果も3つのルートの中で最も優れているとして、引き続き、支持する考えを示しました。 大阪