〈新潟〉県は平成29年度から、新潟市と県内各地を結ぶ高速バス路線の支援に乗り出す。新潟市と長岡市を結ぶ長岡線など現在運行されている7路線が対象で、都道府県では全国初の取り組みとなる。利用者の減少で収支が厳しさを増しており、維持が可能とみられる路線について経常収支の赤字を補うほか、路線廃止に伴って市町村などが代替交通機関を運行する場合の初期費用を支援する。 23日の県議会定例会で可決された29年度予算に県は高速バスの支援費として1883万円を盛り込んだ。 赤字の補填(ほてん)では、収入に対する費用の割合を示すバス路線の収支率が90%以上の場合、一定の条件の下で県と市町村が補助を折半し、県は最大で年間500万円を補助する。収支率が90%未満だと県は補助額の4割を負担し、残りは市町村などが支出する。 一方、代替交通機関への補助は県と市町村が折半し、県は最大で年間750万円を3年間補助する。 自治