三陸鉄道の公共交通としての使命感や心意気は、人々の胸を打った。三鉄社員の思いに応えるように、オリジナル商品や切符販売による支援の動きが、全国の鉄道会社や鉄道ファンにも広がった。第三セクター鉄道等協議会に加盟する同業者や大手私鉄が三鉄グッズを代行販売したり、売り上げの一部を義援金に充てる企画商品を販売した。
昨年3月に運行を終えた旧JR三江線の鹿賀駅(江津市桜江町)周辺の住民グループ「鹿賀駅活用プロジェクト」が、同線の列車をミニトレインで復活させた。島根県邑南町の旧宇都井駅近くの民泊施設「うづい通信部」で9日、乗車イベントを開き、家族連れや鉄道ファンが乗り心地を楽しんだ。 (ここまで 135文字/記事全文 423文字)
“とうてつ駅そば”の愛称で親しまれた、三沢市の十和田観光電鉄旧三沢駅舎内の「三沢駅食堂」は10日、現店舗での営業を終えた。レトロな店内で味わえる“最後の一杯”に思いをはせようと、市内外から訪れた大勢の客でにぎわった。 この日は食堂の全従業員5人が出勤。店内は午前10時ごろから混み始め、正午すぎには全20席が埋まった。常連客や家族連れのほか、カメラで店内を撮影する人の姿も。完食した客が「ごちそうさまでした」と伝えると、従業員も「ありがとうございました」と明るく応じた。 おいらせ町の無職蛯名義彦さん(74)は、30年以上通う常連。「たくさんの思い出がある場所。息子もよく食べに来ていたので、とても寂しい」と切なげに語った。六ケ所村の会社員金澤康至さん(44)は「貴重な建物がなくなるのは残念だが、新しい店にも食べに行きたい」と話した。 ベテラン従業員の一人、米内山れい子さん(65)は「多くの人が最
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出発式でテープカットする「ことでん貸切乗車団」の佐羽内勇太代表(左)やことでんの真鍋康正社長(右)ら=高松市仏生山町のことでん仏生山駅で、小川和久撮影 高松琴平電気鉄道(ことでん=高松市)が京浜急行電鉄(東京都)から買い取った1080形2両が製造から60年を迎え、赤いラッピングを施した「還暦の赤い電車」に姿を変えて市内を走っている。インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を使って鉄道ファンが費用を集め、当時のデザインを再現。このほど出発式が開かれ、大勢のファンや市民が訪れた。【小川和久】 車両は1988年に京浜急行電鉄から買い取って以来、琴平線で運行。ことでんは路線ごとに車両を色分けしており、これまで車体は白色と黄色で塗装されていた。
昨冬の大雪を踏まえて県は、えちぜん鉄道の除雪車一台を更新する。除雪能力は現在の一・四倍に高まり、運休期間の短縮が見込まれる。設計・製造を経て、二〇二〇年度の降雪期に導入する。 設計・製造費は一億百万円。国が三分の一、県が三分の二を負担する。県の一九年度当初予算に六千七百万円が計上された。主に積雪量が多い勝山永平寺線で運行する。 えち鉄が保有する除雪車は、ロータリーラッセル車二台とラッセル車一台。ロータリーラッセル車は、雪を飛ばす機能と押しのける機能を併せ持つ。ともに一九八一(昭和五十六)年に製造され、老朽化が進んでいる。ロータリーラッセル車二台のうち一台は二〇〇七年にJR西日本から中古で購入し、メンテナンスが行き届いていたため故障がない。一方、前身の京福時代に購入した一台は、エンジントラブルやロータリーの操作性が低下し、昨冬は故障で半日ほど除雪作業の中断を余儀なくされた。
熊本県高森町と南阿蘇村を走る南阿蘇鉄道で10日、今年のトロッコ列車の出発式があった。始発の列車は地元の幼稚園児と一般客を乗せ、ほぼ満席で午前9時45分に高森駅を出発した。長崎市から親子4代総勢16人の家族旅行で訪れた太田優輝君(6)も「列車に乗るのが好き。座って景色を楽しみたい」と乗り込んだ。 車内では車掌の寺本顕博さん(64)が、沿線の景色や観光名所、各駅舎の特徴などの見どころを解説して乗客を楽しませた。熊本地震の被災で部分運行が続く中、寺本さんが「まだまだ支援が必要です。応援よろしくお願いします。トロッコの楽しさを伝えてもらえれば」と最後に呼びかけると拍手が起きた。 復路の始発となる中松から高森まで乗車した熊本市南区の松崎紀代美さん(75)は「いろいろな見どころがあり、解説も上手で楽しめました」。南阿蘇に来ると新しい屋根の家が多く、地震の被害の大きさを感じたといい、「トロッコへの乗車が
花柄の毛布だらけになった抜里駅近くの集会場 無人駅の向こうに何が見えるのか――。大井川鉄道沿いをアートで彩る「無人駅の芸術祭/大井川」が開かれ、駅を訪れる人々を楽しませている。 代官町駅(島田市)から駿河徳山駅(川根本町)間の無人駅10駅とその周辺を舞台に、16組のアーティストがそれぞれの思いを表現する。 神尾駅の旧駅舎には幕が張られ、天井付近の水槽から大井川の水が滴り落ちるインスタレーション(空間芸術)が見られる。旧川根町出身で約半世紀ぶりにこの地を訪れたという中村昌司さん(65)(掛川市)が手がけ、「地区の再生への祈りを込めて制作した」と話す。見学者が周囲にプラスチック製の小さな「あかいささふね」を設置することで作品が完成する演出だ。 抜里(ぬくり)駅と近くの集会場には、花柄の毛布に包まれた作品群が出現した。第18回岡本太郎現代芸術賞で特別賞を受賞した江頭誠さん(32)(東京都)の作品
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