東京都内に計49ある区と市で唯一鉄道が走っていない武蔵村山市が、市内への多摩モノレール延伸の機運を高めようと販売したマスクが予想以上の人気を呼んでいる。初の試みだった昨年度は、発売2週間で347セットを完売。サイズや色を増やした「2022」版を、7日から売り出した。 マスクは白やピンク、紺(子ども用は水色)があり、2枚セットで500円。絵が得意な職員が描いた「ゆるい」イラストが添えられ、今年からは子ども用サイズも用意した。市役所と「イオンモールむさし村山」で販売している。 市交通企画・モノレール推進課の担当者は「昨年度は予想以上の売れ行きで、延伸に向けた市民の期待の高さを感じた」という。静岡県や宮城県からの問い合わせもあったといい、「全国の鉄道ファンの心もくすぐったのでは」。 延伸をめぐっては、国土交通省が「具体的に検討を進めるべきだ」との方針を示している。都は、市を東西に結ぶ形での延伸を