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  • 追悼 宮谷一彦:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    追悼 宮谷一彦 宮谷一彦さんが亡くなった。2022年6月28日。心よりご冥福をお祈りいたします。 お会いしたことはない。むしろ遠ざける心理があった。それだけ大きな存在で、厄介な存在でもあったということだろう。 2000年3月「BSマンガ夜話」で、たまたま刊行された宮谷『肉弾時代』を契機に放映することになった。僕はもう自分一人で一時間喋りまくる覚悟で準備を始めたが、どう考えても彼の果たしたことを『肉弾時代』だけで語り切れないと思い、スタッフを通じて宮谷さんにお伺いを立てた。「自分の持っている単行にもなっていないスクラップの作品も含めて、『肉弾時代』以外の作品も触れたいが、お許し願えないか」と。直後、宮谷さんから直接FAXをいただき、「そのほうがありがたい。君とはいずれこうした形で出会えると思っていた」とあった。じつは、大学生の頃僕は宮谷さんに手紙を出しており、その中で彼の作風が変化したこと

    追悼 宮谷一彦:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2022/07/01
    「BSマンガ夜話」伝説的な宮谷一彦 回の後、夏目房之助に届いたFAX「深夜誰もいない部屋でしばし一人慟哭した。少しでも報えた気がして嬉しかったのである。マンガ批評をやっていてよかったと思えたことのひとつ」合掌
  • 藤子・F・不二雄ミュージアムと川崎市市民ミュージアム:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    昨日金曜は、ゼミ生たちと研修遠足で、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムと川崎市市民ミュージアムを回った。当はゼミ合宿で、また青虫に行きたかったのだが、ドライバーと車の調達難やスケジュールが合わなかったりで、合宿はとりやめて「遠足」になった。藤子ミュージアムは登戸で、川崎ミュージアムは武蔵小杉なので、南武線で20分ほどで移動できる。 藤子ミュージアムは、ジブリ方式でローソンで入館時ごとのチケットを買う。午前10時からの回に入り、昼後移動。娯楽施設なので研究的にはあまり見所があるわけではない。Fさんの棚は面白かったが、残念ながらちゃんとそれぞれのが見えるようには展示されていない。原画が多いが、全体にそれほど面白いかというと、う~ん。 手塚記念館のような工夫もあまりなかったかな。図録もまだできてないし、ミュージアムショップでもさして買うものはなかった。学芸員のいない施設だろうから、資料を

    藤子・F・不二雄ミュージアムと川崎市市民ミュージアム:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2011/09/11
    藤子ミュージアム「原画が多いが、全体にそれほど面白いかというと、う~ん」図録や学芸員、展示、資料などの話は"やっぱりそうか"という印象かなあ。
  • 孫と名古屋「リニア・鉄道館」に:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    日30日(火)、若き鉄ヲタの孫・一太(5歳)と二人で名古屋にできた「リニア・鉄道館」に行ってきました。朝9:30に新小岩を出て、昼過ぎに入館。5:30頃までいて、新小岩に9:45着。 初の孫と二人旅なので、ちょっと緊張しましたが、一太はとにかく列車に乗っていればご機嫌で、ややはしゃぎすぎで多動になってはいたものの、基全然世話のない子なので、問題なく日帰りしてきました。孫が楽しそうだと、じいじも嬉しいので、じつに楽しい日帰りの旅でした。 http://museum.jr-central.co.jp/ 孫が気に入っていたのは、なぜか昭和11年だかのモダニズムというか、未来派というか、列車の前面が円形になった車両。これが、なかなかかっこいいのでありました。

    孫と名古屋「リニア・鉄道館」に:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2011/08/31
    夏目漱石の孫の夏目房之介の孫の一太くん(5)が、モハ52に興味を示してくれたとのこと。ありがたや。
  • 『ワンピース』で前年比プラスになったマンガ単行本売上:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    遅ればせながら「出版月報」2月号「コミック市場2010」(出版科学研究所 ※毎年2月号がマンガ特集)を取りよせた。マンガ雑誌、単行全部の売上は前年比2.3%減。ただマンガ単行(流通系の「出版月報」では「コミックス」と呼ぶ)は1.8%増。単行は、マンガを含む出版全体の市場ピークだった95年以後の15年ほどで5~6回は前年比増になっている。そのつど、コンビニ向け廉価版のヒットなど、出版の対応があった結果だが、今回は『ワンピース』単行の巨大なヒットが主因とされる。ほかに『進撃の巨人』ヒットや『鋼の錬金術師』完結などの前向き要因もあったものの、記事によるとほぼ『ワンピース』一作に頼った前年比増だった。 〈仮に『ONE PIECE』が2010年にこれほど部数を拡大せず、2009年と同数程度の発行数としてシュミレートすると、コミックス全体では約2%程度のマイナスとなる。〉(同誌6p) 『ワンピ

    『ワンピース』で前年比プラスになったマンガ単行本売上:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2011/04/27
    マンガ雑誌・単行本の出版点数「95年の6721点は2010年には11977点」。点数倍になって部数半分。マンガ以外もそんな傾向が。「問題は、消費者の個別の欲求にアクセスする流通や情報のシステムが機能していない」以下も賛成
  • 『坂の上の雲』、巷の評判編:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    以下、登戸から成城学園の間、小田急車内で奥さんが聞いた女子高校生の語る『坂の上の雲』です。 A子「今日『坂の上の雲』つーのやるんだけど、前のみた?」 (私)(お、高校生なのに、中々渋いなぁ) B子、C子「知んなーい」 (だろうな~普通、高校生は観ないよな~) A子「阿部ちゃんがさー、弟と小屋みたいな所に住んでてさー、ちゃわんが一個しかないの」 (ぷ) B子「なにーそれーエコ系?」 (ぷぷ) A子「ちがーよっ、昔の話でさー、すげーびんぼーでさ、弟がごはんべおわんの、阿部ちゃんが待っててさー、そいで、次にべんの」 (・・・・) C子「なにそれー、おもしろいのー?」 (たしかに。それだけでは、おもしろくない) A子「だってさー、ちゃわんが一個しかないんだよー、おかしくね?」 (おまいが、おかしいよっ) ああ、仕事でなければ、電車をおりずに、話を聞いていたかった…。 A子さんにとって『坂の~』

    『坂の上の雲』、巷の評判編:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2009/12/09
    A子「阿部ちゃんがさー、弟と小屋みたいな所に住んでてさー、ちゃわんが一個しかないの」   B子「なにーそれーエコ系?」
  • 1)一般財団「夏目漱石」の解散:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    7月に一般財団「夏目漱石」なるものが設立されたことにつき、私と多くの親族が反対する旨を、このブログで公表し、新聞記事にもなりました。その後、私は財団の理事であったI氏から連絡をいただきました。氏によれば、多くの財団参加者が他の親族の同意を得た上でのことと信じて参加したとのことでした。I氏とは、その後財団問題の解決を探って面談もし、メールでのやりとりを続けておりました。 I氏の対応は率直で誠実でした。氏も財団解散を望みましたが、議決に至らず、他の親族の同意なければ活動休止という線でようやく落ち着きそうでした。そこにさらに「夏目漱石」の登録商標申請の問題が起きました。さいわい、こちらも取り下げとなり、ほぼ落着といって状態にたどり着きました。 これらの経緯をブログに公表すべく原稿を用意し、I氏にも確認してもらっておりました。それが10月1~2日のことです。 10月3日(土)夜、I氏よりメールが届

    1)一般財団「夏目漱石」の解散:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12   夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は年4月1日。 同財団の

    「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2009/07/11
    「漱石という存在はすでに我が国の共有文化財産であり、その利用に遺族や特定の者が権利を主張し、介入すべきではない」。以前からの発言と同じなんだけど、漱石の長男の長男の発言として読むと、また重みがある。
  • 公園にて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    今日の午前中、例によって公園で走圏練習を始めると、公園放し飼いになっていた保育園児たちがわらわらと寄ってきて熊形をしている僕の後ろから声をかけてきた。 園児A「誰ですかあ?」 僕(いや、そういわれても・笑)「う~ん、何て答えたらいいんだろうねー」 園児B「何してるんですかあ?」 僕「中国カンフーの練習してるんだよ」 園児C「何で練習してるの?」 僕「しないと体悪くなっちゃうからねー」 園児B「おじさん、何歳ですか?」 僕「58歳だよ」 園児D「あ、私、6歳!」 園児E「あ、うちのお母さんね、32歳!」 僕「若いねー」 園児C「うちのおじいさんねー、62歳!」 僕「そうなんだー。おじさんより上だー」 園児C「あのね、それでね、おじいさんが百歳になると、妖怪になるんだって!」 僕(誰だ、そんなこと教えたの!?)「そうなんだ、おじさんも、じゃ、妖怪になるかな」 園児C「えー。妖怪やだあー」(おい

    公園にて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2008/10/15
    夏目漱石の孫と通りすがりの幼稚園児との会話。園児B「おじさん、何歳ですか?」僕「58歳だよ」園児D「あ、私、6歳!」
  • 学部講義の履修選抜試験はこんなんでした:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    現代マンガ学講義(夏目房之介) 2008年4月 選抜試験 問1 次の作者と、その作品を結べ 1)       大友克洋          A)『ポーの一族』 2)       羽海野チカ         B)『ブラックジャックによろしく』 3)       佐藤秀峰          C)『ブッダ』 4)       水野英子          D)『NARUTO』 5)       松大洋          E)『AKIRA』 6)       手塚治虫          F)『マンガ家入門』 7)       岸斉史          G)『ピンポン』 8)       萩尾望都          H)『ハチミツとクローバー』 9)       石森章太郎(石ノ森章太郎)  I )『ファイヤー!』 問2 次の文章を読んで思うところを200字前後で書きなさい。 マンガを読んで面白いと

    学部講義の履修選抜試験はこんなんでした:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2008/04/22
    さすがに問1は全部分かった。『NARUTO』だけは素で作者名を知らなかったので、消去法で選んだのだけど。「水野英子、石森章太郎、萩尾望都あたりを混同する傾向が強かった」というのも時代なのか。
  • 大阪府立国際児童文学館の統合案:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    大人氏のブログ「ミヤモメモ」に、明日「日マンガ学会」サイトにアップするはずの〈大阪府立国際児童文学館存続要望書の内容〉が先行公開されています。 http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/ 手短にいうと、橋下知事がコストカット策のうちに大阪国際児童文学館を府立図書館に併合する案を含めて発表し、それに対して「慎重な再検討」を要望する、というものです。非常に緊急性の高い事で、財政再建策として急速にプロジェクトが進められる中で、マンガ史、マンガ研究でも利用できる重要なアーカイブをもつ文学館の統合は、利用の側からすると今後の研究進展に影響する大問題だ、ということで、宮氏はじめ大車輪で対応しているという印象です。 竹内オサム氏も関西ジャーナルに寄稿しています。 http://mainichi.jp/kansai/photo/news/20080411oog00m04000

    大阪府立国際児童文学館の統合案:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    katamachi
    katamachi 2008/04/14
    マンガ研究者達の声明の紹介。夏目は「利用もしていない者が」、「文学館だけを救えというのも」、「コストカットなんて大抵中途半端になりそう」と運動には保留のスタンス。元府民としてそのジレンマは理解できる
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