細川護煕(もりひろ)元首相と公明党の市川雄一常任顧問、平野貞夫元参院議員が15日夜に東京・銀座の料理店で会合を開いたことが16日、分かった。3氏は菅直人政権は早晩行き詰まるとの認識で一致したという。 3氏は平成5年に発足した非自民の細川連立政権の中心人物。市川氏は小沢一郎元民主党代表と「一・一ライン」と呼ばれるパイプを築いたことでも知られる。平野氏は現在も小沢氏と頻繁に接触している側近の一人。今回の会合は、公明党との連携も視野に入れた小沢氏の戦略の一環との臆測も呼びそうだ。 細川氏は今年に入ってから周辺に「民主党政権はおかしいのではないか」と懸念を漏らしており、今回の会合でも菅政権を批判したとみられる。