この記事は、「STORIA法律事務所」のブログに掲載された「人工知能(AI)が作ったコンテンツの著作権は誰のものになるのか?」(2016年6月1日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 前回の体を張った記事で書いたように、今後、人工知能(AI)によって爆発的な量のコンテンツが生み出されることはほぼ確実です。例えば昨年の4月に、「AIがレンブラントの『新作』を描いた」というニュースが話題になりました。 17世紀のオランダ画家・レンブラントの画風を機械学習や顔認識で分析し、3Dプリンタを使って“新作”を描く――そんなプロジェクト「The Next Rembrandt」を、米Microsoft、オランダのデルフト工科大学などの共同チームが実現した。約1年半をかけ、レンブラントの作風をまねた新しい作品が完成した。 レンブラントが描いた全346作品を3Dスキャンし、