昨日、俳優の児玉清さんがガンで亡くなったというニュースが流れた。最近、私の知人二人も立て続けにガンで亡くなっている。児玉清さんは77歳だったが、二人は私よりも年下、まだ50歳手前だった。 話を聞くと、二人とも1年ほど闘病生活を送っていてガンだということがわかっていたので、自分の余命がそう長くないことは覚悟していたのだと思う。そういう時、人はどういう心境で日々の生活を送るのだろうか? 身近な人のガンによる死を見て、そんなことを考えるようになった。 昔は、ガンになったとき、本人に告知するかどうか、けっこう慎重になっていた。しかし、今は当然のように告知しているようだ。ガンと言っても、早期発見で治る確率が高い場合と、末期で手がつけられないという場合と、まったく違うわけで、そこでは告知のもつ意味も当然変わってくるのだろう。 ネットで調べてみると、ガンを告知するようになったのは、患者の知る権利を尊重す