型駆動設計から始まるフォーマルなアプローチもカバーしているが、フォーマルな方法の簡単な紹介も含まれているもの。
getterとsetterは、クラスをみせかけのデータ構造に変える。で、そのデータ構造は独自のAPIをもつことになる。XとYの属性を持てば、getXとsetX, getYとsetYというように。で、これを使う人はこれらを使って業務をどう組み立てなくてはならないかを学ぶ必要がある。 まぁ、これはまだ良いのだが、データモデリングの観点からいうと、問題を先送りできちゃうことがよりマズいのだ。「Xが変わる可能性があるので、Xをセットできる必要があります。このオブジェクトをインスタンス化した後で変更する必要があるかもしれません。」というように。Xをセットするとして、その変更が業務上何を意味するのか? 全く考えていない。「Xがいつ変更されるのか、またどのような条件下で変更するのかを決めるのは、コードの他の部分に任せるつもりです。」
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