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  • 大和書房WEB連載

    この連載がになりました。 <2020年3月12日発売> 『スゴ母列伝 いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける』 詳細はこちら 今から10年以上前、慣れぬ育児で自己嫌悪の沼に落ちそうになっていた頃、心の支えにしていたエピソードがあった。 作家の岡かの子が、息子の岡太郎を柱に縛って仕事に励んでいたという育児伝説である。 現代であれば通報待ったなし。いや当時であっても、相当の激ヤバ母さんだろう。だが、そんな雑な育児ですら大芸術家が育つのだ。それなら縛り付けたことのない私の育児は全然大丈夫であるはず、と奇妙な安心感に包まれたものだ。 この岡かの子・太郎エピソードは、のちに川上未映子さんの育児エッセイ『きみは赤ちゃん』でも見かけたし、田房永子さんの連載でも取り上げられていたのを拝見した。ロールモデルとして祭り上げられるようなキャラではないのに、一度耳に挟んだら最後、母親たちの心に棲

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    kazu_y
    kazu_y 2019/06/05
  • 大和書房WEB連載

    この連載がになりました。 <2020年3月12日発売> 『スゴ母列伝 いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける』 詳細はこちら 最初はやっぱり、岡かの子から。 岡かの子は明治22年(1889)3月1日、多摩川のほとりにある神奈川県の大地主の長女として生まれた。生け花、お茶、裁縫に料理、女子のたしなみはどれも苦手。体裁を重んじる親戚に非難されたが、母はかばった。 「あの子はね、他の学問が好きなのだし、あの子の弾く琴の音色だつて違ひますよ。それに、あの子が他のどの点に優つてよいことは、正直で、素直なことです」(「忘れられぬ母の言葉」)。 家事はずっと不得手なままだったが、普通の子供とは違うことがわかっていた両親は他家にお嫁にやることは諦め、音曲の師匠として静かに生きていければいいと思っていたようだ。 一方、かの子の夫となる岡一平は、職業を押し付けようとする父親に反抗し、芸術の道

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    kazu_y
    kazu_y 2019/06/04
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