日本企業が海外でビジネスを行う時に、日本人駐在員を派遣するか、現地採用のローカルスタッフを中心に据えるかは、海外展開を行う日本企業にとっては永遠の課題である。製造業の場合には、管理者数人を除いてほとんどが現地採用スタッフであることが多いし、総合商社の場合には、海外駐在事務所の5名に1名程度が日本人、つまり逆に言うと5名に4名がローカルスタッフということが多いようである。では、VCビジネスの場合にはどうなのであろうか? 私個人の過去の経験からすると、やはり商社以上にローカルスタッフを中心に組織を作る必要があるように感じる。それは日本に進出するベンチャーキャピタルを考えてみれば容易に答えがでてくる。日本に北米のVCが進出してきた場合、仮にキャピタリスト全員が日本語が話せない米国人だけで構成されていたらどうだろうか?たぶんみなさん全員がそのVCは成功しないだろう、と答えるだろう。個人的には、同じ