和食のだし汁にいろいろな種類があることをご紹介しましたが、そのすべてに必要と言っていいほど“昆布”は欠かせない素材です。 一番だしは「かつお節×昆布」、煮干だしも「煮干×昆布」といった組み合わせが基本となり、昆布が入ることで、料理の底味をしっかりと支える、和食の味付けのベースを作ることができるのです。まずはその昆布のだし汁からご紹介します。 水に浸すだけでもいい!基本の昆布だし 昆布はかつお節や煮干などと一緒にだしとりをすることが最も多いのですが、鍋物や炊き込みご飯、酢の物などのレシピでは「昆布だし」のみで使われることもあります。その場合は下に紹介する“水に浸す方法”でだしをとります。 ◆昆布だしのとり方(水出し法)◆ 必要なだし汁の分量だけ水を用意し、その分量に対して1%の重量の昆布を入れて、1時間以上(できれば一晩ほど)水につけてできあがりです(1Lの昆布だしが必要であれば、10gの昆