インド洋の島国スリランカにとって毎年4月13日と14日は最も賑やかと言って間違いない。正月を祝うのだ。予定では今年も例外ではない。しかしその矢先の4月2日(土曜日)に、スリランカ政府から「大統領に与えられた権限の下、2日午後6時から4日(月曜日)の午前6時まで、全国的に夜間外出禁止令が発令される」との声明が出された。外出禁止令は36時間に及んだ。 <2022年スリランカ は史上最悪の正月を迎える> <スリランカのラージャパクシャ家による家族政治はゲームオーバーとなるか?> <スリランカの政治、仏僧が大統領一族へのトドメ刺しとなるか?!この国で僧侶に退任を迫られることの意味> <スリランカ事実上債務不履行も責任転嫁する裸の王様ラージャパクシャ兄弟> その前日の4月1日から大統領による治安当局へ大幅な権限を委ねる非常事態宣言が発令されており、現在も継続中である。現時点で非常事態宣言の中身につい