上院委員長、普天間移設見直し要求=新国防長官に異例の発言−米 上院委員長、普天間移設見直し要求=新国防長官に異例の発言−米 【ワシントン時事】次期米国防長官に指名されたパネッタ中央情報局(CIA)長官の承認に関する9日の上院軍事委員会公聴会で、レビン委員長(民主)とウェッブ委員(民主)が難航する沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題を取り上げ、現行計画の見直しを求めた。 レビン氏は在日米軍再編計画を「非現実的で実行不可能であり、費用も賄い切れない」と批判。ウェッブ氏らと共に同飛行場の嘉手納基地統合などを提言したことに触れ、「計画の見直しに同意し、解決策を見いだすため、われわれと一緒に取り組む考えはあるか」と畳み掛けた。 新国防長官の承認に関する公聴会で、委員長が日本関連の案件に言及するのは極めて異例。オバマ政権が提言を受け入れず、現行計画を堅持する方針であることに不満を募らせているもようだ。