2018年度介護報酬改定の基礎資料となる介護事業経営実態調査の結果公表を厚生労働省が衆院選後に先送りしていたことが、同省関係者への取材で分かった。社会保障費抑制の観点から介護報酬は厳しい改定になる見通しで、今回の調査結果は財務当局が報酬引き下げを主張する後押しになるデータも含まれる。引き下げ論が強まれば介護事業者らの反発も予想され、同省幹部は「選挙に影響を与えないため、公表を遅らせた」と明かす。
衆院選山形1区で、自民前議員の遠藤利明候補(67)が山形新幹線の高速化を重点公約に据え、選挙戦を展開している。福島-米沢間にフル規格新幹線向けのトンネルを掘り、東京-山形間の所要時間1時間台を実現させようと訴える。だが、JR東日本によると、トンネルを建設するかどうかは未定。8選を目指すベテランが熱く訴える看板政策の実現性に、今後注目が集まりそうだ。 新幹線高速化の公約は、遠藤氏が福島-米沢間で同社による防災対策調査が行われている機会を捉えて提唱。現在のミニ新幹線の規格でトンネルが完成した場合、「将来、フル規格のトンネルを掘るかと言ったら誰も掘らない。未来永劫(えいごう)と言うくらい、1時間台は実現できなくなる」と訴えている。 遠藤氏によると、数年前から同社と協議を重ね、深沢祐二副社長からフル規格でのトンネル建設について「工事的には可能」との説明を受けた。トンネル整備費は3000億円程度と見
10月14日に立憲民主党が東京・新宿で行った演説会は伝説になるかもしれない。長年、政治家の演説を聞いているが、労働組合、団体や企業の動員をせずに、ツイッターなどのインターネットで周知しただけで数千人が集まったのを見るのは初めてだ。 それだけ有権者は、今の政治に飽きつつも一縷の期待を枝野幸男代表に託しているのだと思う。一方で、希望の党の小池百合子代表や民進党の前原誠司代表には、不満どころではなくヘイトに近い感情が集まっている。本来であれば、安倍政権を打倒するためには野党が一丸となるべきだが、その足並みを乱した戦犯であるからだ。 応援演説に駆けつけた漫画家の小林よしのり氏が、「枝野氏は前の仲間を悪く言わないが、ワシは立候補していないから、あえて言う。小池氏と前原氏は、腹を切るべきである」と語ったところ、聴衆からは「そうだ」という声が上がり、笑い声も聞かれた。
希望の党代表の小池百合子東京都知事が16日、衆院選公示後としては初めて九州に入り、福岡、佐賀、鹿児島3県の同党候補者を応援した。イメージカラーの緑色のレインコートに身を包み、笑顔でマイクを握ったが、党の勢いは失速気味。受け入れ側の陣営や支持団体は不協和音に満ちていた。(村上智博) 「日本を一度リセットし、真に必要な社会保障制度を作る。そうして将来の設計図を描くのが希望の党です」 小池氏は同日昼、北九州市八幡西区のJR黒崎駅前で訴えた。隣には民進党から希望の党に合流した福岡9区の前職、緒方林太郎氏(44)がいた。 雨空の下、駅前には支持者ら約600人が集まった。聴衆の中にいた連合福岡の高島喜信会長は「小池氏は評判が悪いのに、よく集まったほうだろう」とつぶやいた。 演説で小池氏は、衆院の冒頭解散や消費税増税など、安倍政権への批判を繰り返した。だが、熱狂的な盛り上がりはなく、拍手はまばらだった。
ゼリア新薬工業の新入社員だった男性(当時22)が新人研修中に自殺し、労災認定されていた。遺族が8月、記者会見して明らかにした。研修の一部を委託された会社の講師から、意に沿わない告白を強要されたことなどで精神疾患を発症。強い心理的負荷が自殺の原因と認められた。参加者の心を壊す研修の実態とは――。 男性は2013年4月1日、ゼリア社にMR(医薬情報担当者)として入社。同10~12日、新入社員を対象にした「意識行動変革研修」を受けていた。 「弱みをさらけ出せ」 遺族や代理人弁護士によると、講師にそう迫られた男性は、吃音(きつおん)を同期の社員らの前で「告白」させられた。 「吃音ばかりか、昔にいじめ…
石原慎太郎元東京都知事(85)が16日、自身のツイッターで衆院選について触れ、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男代表(53)を「本物の男に見える」とたたえた。 「今度の選挙では候補者達の卑しい人格が透けて見える。戦の前に敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切り。まるで関ケ原の合戦の時のようだ。その中で節を通した枝野は本物の男に見える」(原文のまま) 石原氏は衆院選を関ケ原の戦いにたとえつつも、敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切りをした政治家が誰かについては言及していない。ただ、文脈から見ても、小池百合子東京都知事率いる希望の党が、同党への合流を決めた前原誠司氏が代表を務める民進党に対し、安保法制に否定的な候補者を公認しない“踏み絵”を強いたこと、その動きに反発した枝野氏が立憲民主党を立ち上げた、一連の政局の動きについて言及したものとみられる。 石原氏のツイートに対して「同感」という声がある一方で、リベ
黒柳徹子が「琉球新報」で「どんなことがあっても沖縄の意見を尊重すべき」「平和憲法は絶対に変えてはいけない」 そんななか、あの黒柳徹子が沖縄の基地問題について発言し、話題になっている。沖縄の地元紙「琉球新報」が3日付で黒柳のインタビューを掲載。そこで黒柳は、戦争と平和について語るとともに、沖縄の基地建設問題について、言葉を選びながらも率直にこう語っている。 「沖縄の方はみんな嫌だって言っているのよね。住んでいる人たちの意見を尊重すべきだと思います」 「選挙の結果も知っています。(知事も名護市長も)反対だというのは知ってます。私は住んでいる人たちの意見を尊重すべきだと思いますよ。どんなことがあってもね」(琉球新報より、以下同) 「この間の戦争だって、知らないうちに始まっちゃったでしょ。気が付いたら真珠湾を攻撃していた。子どもの感覚でしたが、勝ってる勝ってると言いながらどんどん物がなくなっていく
「72年間、憲法9条が平和を守ってきたんです」-。安倍晋三首相が12日、新潟市で行った応援演説で、もはやおなじみとなったヤジ、妨害が相次いだ。だが、そこで起きたのは「選挙妨害するな!」の一喝。ネット上では称賛する声が出ている。公職選挙法225条には、演説の妨害を「選挙の自由妨害」として刑事罰の対象とする規定がある。 安倍首相の演説中、女性の甲高い声で「72年間、憲法9条が平和を守ってきたんです」という声が聞こえた。その直後に男性の「選挙妨害するな!」「そうだ、選挙妨害するな」という声が上がり、聴衆から拍手が起こった。女性の声はそこで止んだ。 東京都議選の渦中の7月1日、東京・秋葉原で演説をした安倍首相に「安倍やめろ」のコールが発生、安倍首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかないんです」と応じたため、一部報道で有権者軽視だと批判された。このため、今回の選挙では事前に安倍首相の演説を告知しな
つい数日前、世論調査で「首相に相応しい人物」として小池百合子・東京都知事が安倍首相を抑えてトップに立ったとマスコミが報じていた。また、比例投票先で希望の党は自民党に次ぐ15%以上だとか、議席数は150を上回る勢いだとか、メディアはとにかく希望の党一色のような報じ方をしていた。 一方で、ネット動画やSNS、掲示板では、こうしたマスコミが伝える小池百合子の国政待望論とは真反対に、小池氏や希望の場当たり的で権力志向に偏った言動に対する誹謗中傷が溢れている。「同じテーマで語られている出来事なのか?」と違和感を覚えた人も多いのではないだろうか。私もまた、その落差がどこから生じるのか不可解でしかなかった。 公示後に、化けの皮が剥がれるように希望への失望を伝えるニュースが横溢し、ようやくオールドメディアの『誤報』が修正され始めた。新聞やテレビ中心のオールドメディアは、安倍首相が安全保障体制や改憲に着手し
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は14、15両日に合同世論調査を実施した。22日投開票の衆院選に関し、比例代表の投票先を聞いたところ、希望の党が15.0%、立憲民主党が14.6%と拮抗(きっこう)した。自民党は32.9%だった。また、希望の党代表を務める小池百合子東京都知事の支持率は前回(9月16、17両日)から27.2ポイント減の39.2%に急落した。 希望の党に対し「期待しない」は60.7%で、「期待する」の34.6%を大幅に上回った。小池氏が衆院選に立候補すべきだったと答えたのは14.2%にとどまり、都知事を続ける判断をしたのは妥当だとしたのは81.1%に達した。安倍晋三首相と小池氏のどちらが首相にふさわしいかの質問には、安倍首相が54.0%、小池氏は26.5%だった。 今後の政権の枠組みに関し「自民党を中心とする政権」が50.5%、「自民党以外の政党による政権」も40
西洋美術史家。1966年生まれ。米国カリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号を修めた後、ロンドンサザビーズの美術教養講座にてWORKS OF ART修了。 ロンドンでは、歴史的なアート、インテリア、食器等本物に触れながら学ぶ。東京・名古屋・大阪と、企業や自治体向けに年間100回ほどの講演・セミナーを行っている。 『名画の言い分』『巨匠たちの迷宮』『印象派という革命』(以上集英社)、『名画は嘘をつく』シリーズ(大和書房)、『美女たちの西洋美術史 肖像画は語る』(光文社)、『おしゃべりな名画』(ベストセラーズ)、『西洋美術史を変えた名画150』(辰巳出版)など、著書多数。 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」 「美術は、見るものではなく“読む”ものである」。西洋美術史家・木村泰司氏が、美術の背景にある欧米の歴史、文化、価値観を解説。ビジネスエリート必須の教養「西洋美術史」が
株式市場透視眼鏡 株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。 バックナンバー一覧 前回の本欄では、短期間で海外投資家が2兆円の売り越しに転じたので、「投資チャンスは近づいているがもうしばらく忍耐が必要になりそうだ」と述べ、さらなる株価の下落は投資チャンスになる、という見方を示した。 しかし実際には、北朝鮮問題の緊張緩和、FRB(米連邦準備制度理事会)の景気に対する強気の姿勢(利上げ継続と資産圧縮開始)を受けて円安、海外投資家の買い戻しの流れとなり、日経平均株価は今年の高値を更新して年初来8%の上昇となっている。 注目すべきは株価の変動幅の狭さである。過去10年の日本市場は小さい年でも20%強は上下に変動している(上図参照)。しかし、今年は10月になってもいまだ10%程度の上下の振
東京11区の市民団体が開いた公開討論会で、○×形式の質問に答える立候補予定者=東京都板橋区で2017年10月8日、奥山はるな撮影 今回の衆院選で、立候補予定者が政策論争を交わす「公開討論会」の中止が相次いだ。各地の公開討論会を中心的に担ってきた日本青年会議所の集計を基に毎日新聞が取材したところ、全国289選挙区のうち、中止されたのは少なくとも29選挙区に上り、開催は61選挙区と2014年の前回衆院選の111選挙区から大幅に減った。急な解散に加え新党の結成が続き、立候補予定者の日程調整が難航したのが要因という。 公開討論会は、公示または告示の前に各選挙区の立候補予定者が一堂に会して、有権者の前で政策や地域の課題を議論する。各地の青年会議所(JC)や市民団体、学生グループなどが、1998年の参院選の頃から活発に開いてきた。
■山口代表ライバル新党を口撃 衆院選(22日投開票)で、公明党が気をもんでいる。比例九州・沖縄ブロックでは現有4議席の維持を必達目標とするが、新旧野党が林立したため、厳しさが増す。公明党は街頭演説で希望の党や立憲民主党への批判を強める一方、友党・自民党に対して、協力を求めてプレッシャーをかける。(村上智博) 「庶民の目線で政策を実現できる公明党が(与党に)いる安心感こそ、大事なんです。勝たせてください」 公明党の山口那津男代表は13日夕、西鉄久留米駅前(福岡県久留米市)で、声を張り上げた。 さらに、希望の党を「仮面をかぶっても中身は民進党出身者ばかり。首相候補が誰か答えられない政党に明日は託せない」と批判すれば、返す刀で立憲民主党を「東日本大震災の対応で、後手後手に回った旧民主党政権を思い出す」と切り捨てた。 演説の場には、地元、福岡6区から立候補する自民党の前職、鳩山二郎氏(38)もいた
3年前に「白票」キャンペーンが出てきた時に散々批判しましたが今度は「積極的棄権」。呆れかえりますがどれほど無意味か端的に説明しましょう。詳細は以下から。 ◆3年前の「白票」キャンペーンとは? 「白票」に「今の社会を変える力があります」と主張する謎の集団「日本未来ネットワーク」がこの国に突如出現したのは2014年の衆院選の直前のこと。 入れたい候補がいないとき、誰に入れてわからないときは棄権せず、"誰もいないよ!"と言いましょう!その思いを白票に込めて投票しましょう! その声は、きっと政治家達に、権力者達に伝わります。そして彼らはその声に配慮せざるを得なくなります。 などという愚にも付かないお花畑全開の妄想を垂れ流し、その間違いを全方位的に指摘されながらも結局特定もされないまま忘れられていった集団(なお驚くべきことに公式サイトは未だに存在しています)です。 ◆今回の同様に無意味な「積極的棄権
衆院選についてテレビが報じた時間が急増している。調査会社の調べでは、解散日から1週間の放送時間が、最近の5回の衆院選では最も多く、2005年の「郵政選挙」も上回る。突然の衆院解散、相次ぐ新党結成など予想外の出来事で有権者の関心が高まったことや、民放各局が近年、情報番組を増やしていることが背景にあるとみられる。 テレビ番組の内容を分析するエム・データ(東京都港区)が、衆院が解散された9月28日から10月4日まで1週間のNHK総合とEテレ、在京民放5社のニュース、情報番組、バラエティー番組などを分析した。その結果、選挙関連を報じた総放送時間は105時間8分で、前回14年の26時間16分の4倍に上った。民主党が政権交代を果たした09年(49時間34分)、小泉劇場ともいわれた05年(89時間42分)も超えた。 例えば、フジテレビの平日午後の情報番組「直撃LIVE グッディ!」は1週間で1日平均55
応援演説で「長嶋茂雄さんの言葉を借りれば、民進党は不滅です!」と述べ、選挙後に民進党の再結成を図っているのでは、と報じられた民進党の小川敏夫参院議員会長が火消しに躍起だ。 小川氏は14日までに自身のツイッターに「存続する民進党を大きな軸にリベラル再結集を、との私の発言が、一部報道で『民進党再結集』と意図せぬ解釈になり、あらぬ臆測から、党を離れて新たに鮮明な旗を掲げた枝野(幸男)さんに迷惑をかけたようです。多くの仲間が立憲民主党の結党に共感し、応援していますが、即合併や合流という話はしてません」と投稿し、民進党の再結集を否定した。 枝野幸男立憲民主党代表が13日夜、「一部に真意と異なる報道がありますが、民進党の今後については残った皆さんが独自に判断されること。選挙が終わったから元のさやに戻るという話ではありません。立憲民主党を個々の判断で応援いただいている参院民進党の皆さんなどとの関係を大切
立憲民主党は14日、衆院選で全国最多の16人の公認候補を擁立した東京都内の3カ所で、「東京大作戦1014」と題した枝野幸男代表の街頭演説会を開いた。「リベラル新党」と呼ばれることもある同党だが、漫画家の小林よしのり氏や新右翼「一水会」の鈴木邦男元代表が応援弁士として参加。保守層へのアピールを狙った格好だ。 JR新宿駅前の演説では、枝野氏は「右か左かではない。いま上からの政治になっていないか。草の根の暮らしの声に支えられた下からの民主主義にしていかなければならない」と強調。1千人以上とみられる聴衆に支持を訴えた。 枝野氏に先立ってマイクを握った小林氏は「わしは保守ですよ。なんで(立憲を)応援するのか。それは保守じゃないからですよ、自民党が。あれは単なる対米追従勢力」と断言。立憲を持ち上げ、安倍政権を痛烈に批判した。 枝野氏らは、民進党の希望の…
自宅で大麻を所持していたとして、警視庁は16日、東京都立川市西砂町1丁目、会社員芳賀厚博(34)と東京都福生市福生、自称デザイナー小栗基弘(41)の両容疑者を大麻取締法違反(営利目的所持)などの疑いで現行犯逮捕したと発表した。高尾山ふもとの大麻栽培現場に2人が出入りするのを確認しており、同法違反(栽培)の容疑でも調べる。 高尾署によると逮捕容疑は、12日にそれぞれの自宅で乾燥大麻を所持していたというもの。芳賀容疑者は「弁護士に相談して話したい」、小栗容疑者は「間違いありません」と述べているという。 4月ごろ「高尾山で大麻を栽培している人がいる」と情報提供があり、東京都八王子市の高尾山ふもとの山林で大麻50株以上を発見。2人が出入りしていたことから捜査を進めていた。 大麻が育てられていた現場は山道から離れており、地元の人でも立ち入らない場所だという。高尾山は都心に近く、手軽に登れる山として人
オーストリアで15日、総選挙(国民議会、定数183)が行われ、中道右派・国民党が第1党の座を確実にした。「反移民」の主張と個人的な人気で党のイメージを一新した31歳の党首、クルツ外相の首相就任が濃厚になった。右翼・自由党も「反イスラム化」を強調し、過去最高水準の得票率。2015年の難民危機で多数の難民を受け入れたオーストリアの右傾化が鮮明になった。 選挙は比例代表制。不在者投票分を除いた開票結果は、国民党が得票率31・4%。自由党は27・4%で過去最高だった1999年と同水準だった。ケルン首相の中道左派・社会民主党は26・7%となった。 投票の1割前後を占めるとされる不在者投票分を含めた結果の確定は19日の見通し。不在者投票分の予想を加味した調査機関の得票率見通しでは、社民党が自由党を上回っている。 今回の総選挙は社民党と国民…
衆院選の広島6区は、過去13選を果たし、前回も8万9700票余りを獲得して県内7選挙区で唯一、自民を破った無所属前職、亀井静香氏(80)が引退。「亀井党」とも呼ばれる強固な支持基盤を誇った亀井票の行方が注目されている。(服部幸一、児玉佳子) 支援は「限定的」 6区の候補者は、3選を目指す自民前職の小島敏文氏(67)▽共産新人の寺田明充氏(66)▽自由を離党した希望公認の元職、佐藤公治氏(58)。特に亀井氏の引退を受けて小島氏と佐藤氏のつばぜり合いが際立っている。 2回の当選がいずれも比例復活の小島氏にとっては選挙区での初勝利、衆院2期、参院1期を務めた佐藤氏にとっては国政復帰が、それぞれ負けられない理由の一つとなっている。 その対決を彩っているのが、13期約40年務めて引退した亀井氏との関係だ。 亀井氏は「郵政選挙」と呼ばれた平成17年の衆院選で、当時自民党の重鎮でありながら郵政民営化に反
青森県深浦町の町立深浦中学校で、弾道ミサイルを想定した避難訓練に参加し、窓ガラスの飛散に備えて頭を手でかばう生徒ら=2017年10月10日、秋山信一撮影 衆院選公示当日の10日午前10時過ぎ、日本海に面した青森県深浦町に国民保護サイレンの不協和音が響いた。「ミサイル発射」「直ちに避難」と防災無線の呼びかけが約8分間断続的に流れ、携帯電話に同内容の緊急速報メールが届いた。 町立深浦中学校の体育館では1年生が授業を中断し、爆風で割れるガラスを避けるため、窓から離れたステージに歩いて上った。体育座りで整列し「防護措置をとってください」と校内放送が流れると手で頭を覆った。黄金崎大智さん(13)は「いかにも訓練って感じで、緊迫感がなかった」と反省したが、既に「本番」を経験していたことが微妙な慣れを生んだようだ。 8月29日と9月15日、北朝鮮の弾道ミサイルが深浦町の北約100キロにある北海道・渡島半
小林よしのり氏、立憲民主党の応援で「安倍政権は勝ちますよ!」 2017年10月14日18時36分 スポーツ報知 立憲民主党の応援演説を行った小林よしのり氏(右から2人目)と枝野幸男代表 漫画家の小林よしのり氏(64)が14日、東京・JR新宿駅東南口で行われた立憲民主党の街頭演説に応援弁士として参加した。 テレビ番組などで「論客」として意見を発信している小林氏だが、特定の政党、もしくは政治家の街頭演説を行うのは初めて。今回は、1週間ほど前に枝野幸男代表(53)から依頼を受けて快諾したという。小林氏は「以前、『ゴー宣道場』(小林氏が開催している講演、討論会)で枝野さんに出てもらった時に、頭の良さと言葉の論理性を感じた。この人なら、政治を任せられると思った」ことから、演説に参加することを決めた。 小林氏は、立憲民主党の応援にもかかわらず「安倍政権は勝ちますよ!」とピシャリ。集まった観衆の中には
ライバル陣営、予想と違う!?豊田真由子氏が脅威 孤独で激しいドブ板選挙 2017年10月13日7時10分 スポーツ報知 街頭演説中には涙をこらえるしぐさも見せた豊田真由子氏 「孤独な戦い」でドブ板選挙に徹している豊田真由子氏 「口は災いの元」で批判にさらされた「魔の2回生」の2人が、対照的な選挙戦を繰り広げている。元秘書に対する暴言、暴行が報じられ、自民党を離党して埼玉4区から無所属で出馬した豊田真由子氏(43)は有権者一人一人にひたすら謝罪を繰り返し、改めて支持を訴えるドブ板選挙。その徹底ぶりに、対抗陣営からは“恐怖”の声も上がる。一方、度重なる放言が話題となった東京16区の自民前職・大西英男氏(71)は「下町のトランプ」よろしくマイペースの演説を続けている。 街頭演説の予定場所に選挙カーが止まった瞬間、ドアが開き「みそぎの白」の上下スーツを着た豊田氏が飛び出して来た。 「真由子ちゃ~
希望の党候補の応援に駆け付け、「ガンバロー!」と拳を突き上げる同党代表の小池百合子都知事(左)と民進党の前原誠司代表=13日午後、東京都品川区(桐原正道撮影) 希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は13日、都内で、民進党の前原誠司代表と衆院選公示後初めて一緒に街頭演説に臨み、希望の党候補への支援を呼びかけた。選挙戦に入ってからの党の失速に危機感を募らせる小池氏は「改革保守」の存在意義を訴えたが、お膝元の首都・東京でも聴衆の反応は7月の東京都議選と比べて冷ややかになっている。(大橋拓史、広池慶一) ◆激戦区で共同演説 小池、前原両氏が街頭に立ったのは、東京3区(品川区など)にあるJR大井町駅前。同3区は、衆院解散の直前に民進党から希望の党に移った松原仁氏と、自民党の石原宏高氏の両前職が競り合う激戦区だ。 マイクを握った小池氏は切々と訴えた。 「序盤戦で厳しい評価が下っている。(与党に)大勝
衆院選公示後、初の週末を迎えた14日、与野党各党首は各地で支持を訴えた。 立憲民主党の枝野幸男代表(53)は、「東京大作戦1014街頭演説会」と銘打った遊説ツアーを都内3カ所で行った。吉祥寺、新宿、池袋で「立憲民主党を作ったのは枝野幸男ではありません。あなたです。みなさんの戦いなんです。一緒に戦いませんか」と呼びかけた。 吉祥寺は「首相演説級の人出」(地元有権者)。新宿駅東南口の広場は満員となり、駅の階段や陸橋の歩道でも大勢の聴衆が足を止めた。各地で「枝野コール」がわき上がった。党発表の聴衆数は吉祥寺2000人、新宿2500人、池袋2000人の計6500人。党では「3カ所でいずれも2000人を超えるのは、民進党時代ではなかった反応」とした。 新宿には漫画家小林よしのり氏や元政治団体「一水会」最高顧問の鈴木邦男氏も駆けつけた。小林氏は「希望の党も自民党も保守じゃない。枝野氏の方がもっと保守。
志位和夫・共産党委員長(63) 党首がゆく 選挙直前に想定外の混乱に見舞われた野党陣営。だが、志位和夫の遊説先での表情は明るい。札幌、名古屋と飛行機を乗り継いだ12日、日程を終えた志位はつぶやいた。「共闘には妙味があるんですよ」
私達、日本相続知財センターグループは相続に関する手続き全般をお手伝いしています。 相続に関する争い事をなくしたい、相続によって遺された家族が困ることがないようにしたい。 そんな思いで日々、活動しています。 私達の活動の中で、障がいを持つ子どもを育んでいる保護者の声を聴くことがありました。 人の命には限りがあり、どんな人の命も永遠ではありません。 「自分が見守ることができなくなったら、この子はどうなってしまうのだろう」 「今のままでは、この子を遺して先には逝けない」 このような不安を抱えているご家族がいらっしゃいます。 障がいのある子が、親なきあとも周囲のあたたかいサポートを受けながらその子らしく生きていけるように、子どものさまざまな情報を一冊にまとめる「親心の記録」というノートを作成しています。 千葉県船橋市 手をつなぐ育成会が作成した 「親心の記録 船橋版」と 北海道網走市 手をつなぐ育
候補者と有権者のそれぞれに「期待と不安」や「涙と笑い」をもたらしている平成最後(?)の衆院選も、あと1週間で国民の審判が下る。10日の公示後にメディア各社が投票動向調査をもとに相次いで報じた全国情勢は、そろって「自民勝利・希望失速」だ。公示日までテレビジャックを続けた小池百合子都知事(希望の党代表)主演の"小池劇場"が逆目に出て、希望の党は自ら仕掛けた"空中戦"できりもみ状態となり、小池氏のおひざ元の東京でも苦戦が際立つ。 逆に危機感丸出しで「愚直に誠実に」の一点張りで防戦に努める安倍晋三首相(自民党総裁)が率いる自民党は、野党潰し合いの漁夫の利で「1強継続」の扉を開きつつある。このままなら「安倍vs小池」という2人の主役が演じる"選挙劇場"は、敵役の首相が笑い、主人公のはずだった小池氏が泣くという「想定外と誤算の果ての大団円」となりそうな雲行きだ。 序盤戦調査で躍る「希望失速」の見出し
混迷を極めている今回の衆院選だが、それでも自民党は安定多数の244議席を上回る見込みだという。10月12日、日本経済新聞が報じた。朝日新聞が10月10~11日に行った調査でも、無党派層のうちの32%が同党に投票すると回答している。 森友学園や加計学園問題で揺れ、一時は内閣支持率が「危険水域」と言われる3割を下回っていたものの、大幅な議席減とはならないようだ。とりわけ、若者の間では、自民党の支持率が高いという。 20代女性「森友・加計問題は、メディアがはやし立てすぎているだけ」 毎日新聞の調査によると、同党の支持率は30~60代では2割台に留まっているが、20代以下では4割弱にも上る。内閣支持率も、70歳以上や40代では4割台、他の世代では3割台だが、20代以下では5割弱に上る。 なぜ自民党を支持するのか。今回、自民党に投票するという都内人材会社に勤務する女性(26歳)は、「他に選択肢がない
「議員さんって、ガッポガッポ稼げるっていうイメージが…」 「高校のクラスでまったく話題になっていない」 「トランプ大統領に会いたいの?」 国の行方を左右する衆院の「解散・総選挙」。10月2日に18歳の誕生日を迎え、今回の衆院選が「投票デビュー」となるタレント井上咲楽さんに、思いを聞きました。 ――何百人もいる国会議員を一気にクビにする解散権、どう思いますか? 「残酷な権利だなあと思いました。元々国会議員さんって、すごいガッポガッポ稼げるっていうイメージがあったんですけど、いろいろ調べていくうちに、そうではないみたいで……。もっと高い収入を得られる仕事に就けるのに、国を変えたい!という強い思いを持って、国政に進出してくる人が多くいると聞いて……」 「もし自分だったら、ホリプロに4年という任期があって、社長に解散権があって、いつでも解散できる、解散したらまたオーディションを受けて、何万人の中か
「民進系、再結集狙う 希望失速、政権との対立軸に」(毎日) 「民進・小川氏(参議院議員会長)選挙後も民進党として再結集するべき」(テレ朝) 「衆院選後に民進党再結集を模索」(FNN) ・・・久々に開いた口がふさがらず、思わず『本当にそうなったら詐欺ですね。 両院議員総会には参議院議員も出席している。そこで決議したことは何だったのか。 学級会よりひどい』とツイートしてしまいました。 翌日には前原代表がその動きを批判し、当事者の小川会長も「意図せぬ解釈」と自身の発言を否定されたので多少は紛糾が収まったようですが、その懸念は今後もくすぶり続けるでしょう。ここ数年間の信念なき離合集散で「国会議員は再選するためなら何でもありの人たち」と国民に見透かされていますから…。 そして、その疑念は希望の党と民進党出身候補たちの足を引っ張ることになります。誰に投票しようかと悩んでいる有権者(浮動票)にとって最後
早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。 自分が所属していた政党や会派についてはほとぼりが冷めるまで口を閉じておくのが一般の社会人のルールなんだが、音喜多氏は離党の引き金になった様々のトラブルがトラウマになっていたのか、結構強い調子で自分のいた古巣や関係者のことをあれこれ言っていた。 小池さんや希望の党、さらには都民ファーストの粗探しに奔走していた人たちに絶好のネタを提供するようなもので、ほどほどにした方がいいのだがな、とハラハラしながら見ていたのだが、どうやら一段落したようである。 音喜多氏が推奨する候補者のプロフィール等が掲載されて
毎日新聞が13~15日に実施した特別世論調査で、衆院選後も安倍晋三首相が首相を続けた方がよいと思うかを聞いたところ、「よいとは思わない」が47%で、「よいと思う」の37%を上回った。今回の情勢調査で自民党は300議席を超える可能性があるという結果が出たが、首相の人気とは必ずしも合致していない。 安倍首相の続投を「よいとは思わない」は立憲民主支持層で89%、希望支持層で80%、共産支持層で88%に上った。「支持政党はない」と答えた無党派層でも「よいとは思わない」(59%)が「よいと思う」(25%)を大きく上回った。 逆に自民支持層では「よいと思う」が76%に達した。公明支持層も57%が続投を望んでおり、与党支持層と野党支持層で結果が分かれた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く