来年の通常国会での大きな議論になると思われる道路特定財 源の問題について検討を進めている。 もちろん、党内的にはそれなりの責任者の判断が下されるので あろうが、僕は僕なりに精査を重ねている。 いわゆる道路特定財源の一般財源化が今後与野党と共に論点と なっていくと思われるが、僕のアプローチは「道路公団民営化 の検証」だ。 一昨年前に民営化された日本道路公団の現状を明らかにしつつ その上で、道路特定財源がどう扱われるべきかを論じたいと思っ ている。 既に召し上げられている財源を、やれアッチだ、コッチだと言っ ても始まらない。 そもそも、「道路」とは何か。 道路を規定する「道路法」、および昭和28年7月9日成立の 実に100日にも及ぶ審議を果たした「道路整備費の財源等に 関する臨時措置法」についてまで遡って考えなければならない。 当