「報道では、『ケイセイ・フーズ』岸敏夫社長のパワハラがクローズアップされていますが、実は問題はそれだけではない。佐野のストライキがここまで大事になった原因は、ネクセリア東日本(NEXCO東日本グループ)宇都宮支部の杜撰な対応にあります」 こう話すのは、現在もストライキを続行している佐野サービスエリア(栃木県)の元総務部長・加藤正樹氏(45)だ。 「すべては、ケイセイ・フーズの親会社・片柳建設に対して、銀行が新規融資を止めたことから始まっています。7月19日、銀行への返済が滞っている事に関して、サービスエリア事業を管轄するネクセリア東日本・宇都宮支部の担当者に伝えました」(加藤氏) 会社の資金繰りが危機的状況であることは、売り場を見れば隠しようがない。なんとか対応策を協議したいと相談を持ちかけた加藤氏だったが、ネクセリアの反応は期待を裏切るものだった。 「担当者の口から返ってきたのは、『あー