知事「非常にうれしい」 大阪府の橋下徹知事を支持する府議会自民系会派が、大阪(伊丹)空港の廃止を求める決議を23日開会の定例府議会に提案することがわかった。採決の行方は不透明だが、伊丹廃港問題が府議会で初めて本格的に議論されることになる。可決されれば、知事と議会が「廃港」で足並みがそろい、関西、神戸を含めた関西3空港の在り方を巡る論議に影響を与えるのは必至だ。 決議の提案準備を進めているのは、自民党・維新の会(6人)で、他会派にも賛同を呼びかける。決議の素案では、伊丹空港の国内線を関空に移すことなどで関空のハブ(拠点)空港化を図れるとし、「伊丹の廃港を決断すべきだ」と主張している。 伊丹空港廃止については、各会派ともおおむね、地元の府北部選出の府議に反発が強く、関空に近い府南部選出の府議に賛同の声が目立つ。同じ会派内でも賛否が割れ、各会派内で意見を一本化するのは難しいとみられる。 各会派が