コンピューターの世界では、「オープン」がある種の宗教性を帯びたイデオロギーになっていると、カドカワの社長である川上量生は言う。 しかしすでに「オープン」は力を失い始めていて、少なくともここしばらくは、ネットの世界は段々と「クローズド」な方向に進んでいくらしい。 鈴木さんにも分かるネットの未来 (岩波新書) 作者: 川上量生出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/06/20メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る (この記事は、本書6章の「オープンからクローズドへ」を参考にしています。) 「オープン」なプラットフォームとして僕たちがイメージする最大のものが、「ワールド・ワイド・ウェブ」だろう。これまでのインターネットは、ウェブというプラットフォーム、ウェブという思想の上に展開されてきた。 しかし今は「オープン」よりも「クローズド」なプラットフォームへ人が集まるようにな