南シナ海を巡り、フィリピンが申し立てた国際的な仲裁裁判で、裁判所は、中国が主張する南シナ海のほぼ全域にわたる管轄権について、「歴史的な権原(けんげん)はない」と指摘し、中国の主張は国際法上、認められないという判断を示しました。南シナ海の問題を巡り、国際法に基づく判断が示されたのは初めてです。また、仲裁裁判では原則として上訴することはできないため、今回の判断が最終的な結論となります。
30日、中国冷凍ギョーザ事件の初公判を前に中国河北省石家荘の中級人民法院に続々入る公安車両(川越一撮影) 【石家荘(中国河北省)=川越一】2008年に起きた中国製ギョーザ中毒事件で、危険物質投入罪で起訴されていた食品工場の元臨時従業員、呂月庭被告(39)に対する初公判が30日午前9時(日本時間同10時)、中国河北省石家荘市の中級人民法院(地裁)で始まった。同省政府関係者によると、同日の審理は約3時間で結審した。判決は後日、言い渡される見通し。 公判で呂被告は「私がやりました。被害者のみなさんに申し訳ない」と起訴内容を認めた。 同事件では、07年12月から08年1月にかけて、同市の「天洋食品」が製造した冷凍ギョーザを食べた千葉と兵庫両県の3家族計10人が中毒症状を起こし、その後、商品から有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された。 中国当局は当初、「メタミドホスの混入が中国国内であった可能性は
2010年4月7日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「日本の麻薬密輸犯の中国での死は何を物語っているのか?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。 【その他の写真】 6日午前、中国は65歳の日本の麻薬密輸犯、赤野光信死刑囚の刑を執行した。これに日本の世論は大きく反応したが、なぜこれほど大騒ぎをされるのだろうか?「中華人民共和国刑法」は、「覚せい剤50グラム以上の密輸は懲役15年か無期懲役、または死刑」と定めている。では、中国がなぜこれほど麻薬の密輸撲滅に力を入れるのか、ご存じだろうか?それは社会の秩序を守るためだけではなく、歴史的な背景も含まれる。1840年のアヘン戦争が良い例だが、中国の屈辱的な近代史の元凶は麻薬だった。このことは、日本人は教科書であまり教わっていないだろう。なぜなら日本もこれに加わっていたからだ。 赤野死刑囚は06年9月、2.5
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