拡大 JR日田彦山線の地元負担のない鉄道復旧を求め、JR九州の前田勇人副社長(右)に署名簿を渡す住民団体の片岡拓之代表世話人 2017年の九州豪雨で被災し、不通が続くJR日田彦山線添田(福岡県添田町)―夜明(大分県日田市)間について、地元負担のない鉄道復旧を要望する福岡県東峰村の住民団体が26日、福岡市のJR九州本社を訪れ、1万7906筆の署名を前田勇人副社長に手渡した。 住民団体「日田彦山線の完全復旧を求める会」は昨年10月から今月25日まで署名を集め、地元農協の政治団体に寄せられた900筆も合わせて提出。求める会の片岡拓之代表世話人はJR九州への要望後、報道陣に「鉄道がないのは死活問題だがJR側から満足する答えはなかった」と述べた。求める会は署名の写しを福岡県、同県議会、九州運輸局に提出。栗原渉県議会議長は取材に「議会として県にしっかり声を伝えたい」と語った。大分県には郵送する。 日田