岐阜地裁の裁判員裁判で9日、男性裁判官(29)が、被告が使った「デンシンボウ」という方言が理解できずに、問いただす場面があった。判決後の記者会見に応じた裁判員2人は「もちろん知っている。転勤に次ぐ転勤で知らなかったんでしょう。こちらの方言ですから」と裁判官を気遣った。司法大観によると、裁判官は九州出身。 「デンシンボウ(電信棒)を殴った」。被告の男(27)は、裁判官からストレス解消の手段を問われ、こう答えた。 「何て言ってるんですか。もっと大きい声で」と、けげんな顔を見せる裁判官。 「電信棒」。被告が繰り返し答えると、裁判官は大声で「電柱のこと?」と念押し。 傍聴席からは「なんで分からないんだろう」と、ひそひそ話す声が聞こえた。 岐阜大の山田敏弘准教授(日本語学)によると、「電信棒」は東海・関西地方などで使われている方言だという。(贄川俊)
リニア中央新幹線について「諏訪・伊那谷を通る(B)ルートがよい」と考える県民は41・3%と、「南アルプスを貫く(C)ルート」の21・7%を上回る-。県世論調査協会が今月2-4日に行った県政に関する県民世論調査(1000人対象)で、こんな結果がまとまった。一方で地域による回答の差も大きく、飯田市ではCルートを望む声がBを引き離している。 リニア新幹線をめぐっては、2025年に首都圏-中京圏間の開業を目指すJR東海が、建設費や輸送時間の面で優位としてCルートを主張。長野県などは、一貫してBルートでの早期実現を求めており、調整が大きな課題となっている。 調査では、ほかに「木曽谷を通る(A)ルートがよい」が8・9%。「なんともいえない・わからない」も28・1%あり、判断しかねている県民も少なくないようだ。 地域別では、岡谷、諏訪、茅野の諏訪地方3市(回答数62人)でBルートが61・3%と、C
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