「ミクシィが復活した」という話をよく聞くようになった。スマホ用のゲームアプリ「モンスターストライク(モンスト)」の利用者数が1500万人(世界累計)を突破するなど、好調ぶりが伝えられている。 もともとミクシィはSNSでブレークし、ネットベンチャーの代表的な存在となったが、ここ数年はフェイスブックやツイッターなどのライバルに押され、停滞しているイメージが強い。今回の「復活劇」は数字でどう裏付けられているのだろうか。決算書類の分析について、税理士に聞いた。 ●メディア事業は30%も売上が減少 「株式会社ミクシィの2014年3月期決算の売上高は121億円で、対前年比マイナス3.8%の微減でした。当期純損益は2億円の赤字となりました(前年は16億円の赤字)。 しかし、2013年9月末にリリースされた『モンスターストライク』が大ブレークした影響で、2015年3月期の第2四半期決算(今年11月発表)で