吉田直さんが力を注いだ小説「トリニティ・ブラッド」=毎日新聞西部本社で2008年8月20日、野村雄二撮影 SF作家・故吉田直さん あなたは最期まで闘い続けた--。世界13カ国で翻訳・マンガ化されている人気SF小説「トリニティ・ブラッド」(TB)の作者で、04年に34歳で病死した吉田直(すなお)(本名・松本直)さんの作品や遺品を集めたコーナーが、故郷・福岡県芦屋町の図書館に設けられることになった。「病気と闘いながら創作に打ち込んだ吉田さんの生き方を伝えたい」と波多野茂丸町長は話す。【長谷川容子】 吉田さんは、町内で和菓子店を営む父宏さん(67)、母洋子さん(65)の長男。25歳で先天性の血液の難病を発症。治療を受けながら京大大学院へ進み、在学中の97年、角川書店のスニーカー大賞を受賞し、作家となった。 宏さんによると、吉田さんは病気で余命が少ないことを悟り「自分がこの世にいた証しを残したい」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く