この頃は横着をして、文章の入力にボイスレコーダーを駆使している。 車に乗りながら、テレビを観ながら、お酒を飲みながら、などと、あらゆるところに持ち歩いて、言葉の断片が頭に浮かんだら録音している。そして、それを再生しながら、タブレットの音声入力などで文章化していくのである。 常に録音できる状態にしておくと、(今までは)ぼんやりと見過ごしたり、聞き流してしまうようなことにも敏感になり、別の感覚で物事を感じ取るような気分である。頭で考えてそのまま文字にするのと、口に出してから文字にするのでは、なにかがちがう。口に出してみるだけで、自分の言葉という意識になっているのかもしれない。 だれもが目にするインターネットでは、自分に関係のない情報すべてに目を通そうとしてもムダである。情報の海で溺れてしまいかねないし、自分に関係のない情報は、伝えるにしてもインパクトが弱い。引用ばかりでは読者が元記事に直接アク