ワールドカップのグループE最終戦で日本代表に破れたスペインの大手日刊紙「エル・パイス」は日本の実力を認め、「日本はもう『オリベル・イ・ベンジ』だけではない」という記事を掲載した。『オリベル・イ・ベンジ』とは同国でも人気の日本のサッカーマンガ『キャプテン翼』のことだ。 同紙は「日本のプロサッカーは、人気アニメ『キャプテン翼(オリベル・イ・ベンジ)』に着せられたファンタジーの世界のイメージからの脱却を図ってきた」とし、その変化を次のように報じる。 「欧州でプレーする日本の選手たちもオリベル(翼)とベンジ(若林)のイメージと自らを切り離そうとしてきた。また、そのなかでも最も若い選手たちは、だだたんに所属クラブのアジア戦略の広告塔になることも拒んできた。 そんな日本が強豪ドイツを打ち負かし、スペインの鼻をへし折り、ルイス・エンリケ率いるチームはあわや歴史的な破滅と失墜を見るところだった。コスタリカ