米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は現地時間5月16日、“メモリ主導型コンピューティング”(Memory-Driven Computing)の実用化を目指す「The Machine」研究プロジェクトにおいて、世界最大の単一メモリ空間を持つコンピューターの実証実験に成功したと発表した。今回の実証により、エクサバイト、ゼタバイト、ヨタバイト級に及ぶ単一メモリプールの実現も可能であることが予想できるとしている。 HPEでは、近い将来に予想される「『ムーアの法則』の終焉」と「生成されるデータ量の指数関数的な増加」に備え、「巨大かつ複雑なデータの瞬時での分析」というニーズに対応するために、半世紀以上大きな変化のない従来の“プロセッサ中心型アーキテクチャ”からのパラダイムシフトとなる“メモリ主導型アーキテクチャ”の実用化を目指している。その研究プロジェクトがThe Machineだ