蒸気機関車(SL)に引退ラッシュが迫る。2023年に運行を終了する岩手県の「SL銀河」に続き、九州の「SL人吉」が24年の引退を発表した。車両の維持や保線に多額のコストがかかり、人材確保も難しくなる一方だ。輸送列車としての使命を終えて50年近く。観光列車の前方にも黄信号がともり始めた。JR九州が運行してきた鳥栖―熊本のSL人吉は老朽化が目立ち、24年3月ごろに運転を終了する。100年前の192
千葉県市原市田淵の地層をもとに、地質学上の時代区分に「チバニアン」の名が刻まれる可能性が出ている中、チバニアンを特許庁に商標出願していた大手百貨店の三越伊勢丹(本社・東京)が、出願人を小湊鉄道(本社・同市)に変更していたことが10日、わかった。研究とは無関係の第三者による出願が相次ぐ中で、「地域を元気に」との思いを地元の鉄道会社に託した。 この地層は養老川沿いに露出し、約77万~12万6千年前の地質時代を代表する国際標準模式地の候補に挙がっている。日本の研究チームは昨年6月、地質時代の名称としてラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」で国際学会に申請。正式決定は来年になると、研究チームはみている。 一方、小湊鉄道は市原市内を南北に走るローカル線。全18駅のうち月崎駅は、約77万年前に地球のN極とS極が逆転して今と同じ向きになったことが確認できる、田淵の地層の最寄り駅だ。 特許情報プラ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く