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猫の「ツンデレ」は実験でも証明済み 「私はこんなに猫を愛しているのに、猫は私のことをわかっているのかな?」 ふとしたときに、こんなことを考えたことはありませんか? それもそのはず、猫は犬よりもポーカーフェイスで、感情が読めません。 2019年にカナダの研究者が発表した論文では、6329人に猫の動画を見せ、その表情からポジティブな表情なのか、ネガティブな表情なのかを評定してもらいました。すると、全体の平均正答率は59%と低いものでした。 この研究の評定は、ポジティブ/ネガティブの2択なので、でたらめに回答しても50%は正解します。それにもかかわらず、この正答率です。猫がいかに普段から表情を外に表さないかを示す結果だと考えられます。 そんな「猫のつれなさ」を示した研究があるので、ご紹介しましょう。 「猫は飼い主の声をわかっているのか」を調べたものです。 みなさんの猫に声をかけると、どんな反応を
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私事で恐縮だが、筆者は無類のチャーハン好きである。出張で地方へ行ったときも、郷土料理には目もくれず、その土地で昔から店を構える町中華に飛び込んでチャーハンを注文するほど。自分のブログにも「チャーラーの旅」と題して、チャーハンとラーメンのセットを食レポしている。 ところが、本当においしいと思えるチャーハンに出合うのは本当にごくまれ。割合にして10軒中1、2軒といったところか。いつもガッカリして店を後にする。厳しい言い方をすると、チャーハンを軽視しているのだ。マジメに作っていない店が何と多いことか。 唯一無二の「金の豚チャーハン」 今年6月のことである。愛知県一宮市にチャーハン専門店「金龍」がオープンした。正直、あまり期待していなかったものの、中華鍋をリズミカルに振る音や店内に立ちこめる香りに胸が高鳴った。 注文した「金の豚チャーハン」を一口食べた瞬間、あまりのうまさに悶絶してしまった。口の中
いつの時代も存在する日本の教育格差 貧困家庭で育った子どもは大人になっても貧困から抜けることができず、またその子どもも貧困に陥るという「負のループ」。近年、その存在が大きな社会問題であるとして、研究者らが警鐘を鳴らしてきた。厚生労働省が今年7月に公表した2019年の「国民生活基礎調査」によると、2018年時点の子どもの貧困率(17歳以下)は13.5%。約7人に1人が相対的貧困状態にある。 こうしたなか、松岡准教授は、「日本では、まだまだ『生まれ』による教育格差に目が向いていない」と指摘する。 ――そもそも教育格差とは、どんな状況を指すのでしょうか。 「家庭の経済的、文化的、社会的な有利さ・不利さを示す社会経済的地位(Socioeconomic status、以下SES)や出身地域など、子ども本人が変えられない初期条件である『生まれ』によって学力や最終学歴など結果に差が存在することが、教育格
新たな収益源となりえるのか。 中華料理チェーン「中華食堂日高屋」を中核業態とするハイデイ日高は8月、東京都町田市に初めてのスパゲッティ専門店「亀よし食堂」を出店した。小田急線町田駅から徒歩5分以内の繁華街に位置し、看板商品であるナポリタンは700円(税込み)で提供する。 狙うのは「女性」「若年層」など、新たな顧客層の開拓だ。店内はイタリアンレストランを意識したかのような落ち着いた色調で、カウンター上には小さなランプがある。ガラス張りのキッチンに目を向ければ、従業員がスパゲッティを調理している姿が見えた。 ナポリタンの価格は中華そばの1.8倍 オープン初日の店内はほぼ満員で、そのうち4割以上は女性客。ハイデイ日高で業態の開発に携わっている商品開発部の鈴木昌也課長は「利用客のおよそ半分は女性だ。20~30代の若年層の利用も多く、30代以上の男性客が中心の日高屋とは店内の雰囲気がまったく違う」と
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筆者は9月に入り、イタリア北部へ仕事上の理由で滞在した。この3月に東洋経済オンラインにてレポートしたコロナ禍において大きな被害を受けた現地の様子を、半年ぶりにリポートしてみたい。 ちなみに、筆者はここ数十年間、頻繁にイタリアを訪れており、2019年も年間の半分以上イタリアで過ごしている。ジャーナリストとしてのテーマおよび、コンサルタントとしてのクライアントが当地に多い私にとって、ここしばらくイタリアへ出張できないということは、死活問題でもあった。 EU諸国においては外部からの来訪はこの夏になって大幅に緩和されている。しかしイタリアではいまだ入国時2週間の隔離が法で定められている。さらに私たちは日本へ帰ってきてから同じく2週間の自主隔離が必要であるから、ビジネス目的の出張はスケジュール的にかなりのハンディだ。そんな中でも、当地のバカンスシーズンが終わり、かつ重要なイベントへの参加要請もあり、
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「結婚するのが当たり前」という社会ではなくなり、単身者の世帯が年々増えている。「自由気ままな生活を送りたい」と願う一方で、将来を見渡すと高い家賃や単身暮らしならではの不安が頭をよぎってしまう――。そんな人も多いのではないだろうか。 新型コロナウイルス流行の影響により、在宅勤務・外出自粛を余儀なくされた単身者の中には、「誰かと暮らしたい」「おしゃべり相手が欲しい」と、人恋しさを感じる人もいる。 そんな中、気の合う友人たちと、便利な都内で共同生活を楽しむアラフォー女性がいる。フリーランスライターの藤谷千明さん(39歳)だ。 藤谷さんは、駅徒歩15分、家賃21万円の5LDKを、女性4人でシェアして暮らしている。築年数は古いが、綺麗にリフォームされた一軒家が生活の舞台。それぞれの個室と、広いリビングとお風呂、そして4人で持ち寄った漫画やゲームが詰まった「趣味部屋」で構成されている。 そんな暮らしの
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農薬の散布や圃場(ほじょう)の手入れなど、きつい農作業を無人化する機械・設備の需要が中国で急拡大している。「2020年の上半期はかつてない勢いで売り上げが増加した」。農業用無人機械の専業メーカー、極飛科技の共同創業者の龔檟欽(きょう かきん)氏は、7月28日に開いた新開発の農業用自動運転車両の発表会でそう語った。 極飛科技の広報担当者によれば、今年1月からの4カ月間だけですでに昨年1年分の売上高を超えたという。「新型コロナウイルスの流行が新たな需要を喚起したのか、それとも農業用無人機械が本格的な成長期を迎えたためか、まだ分析できていない」と、この担当者は付け加えた。 同社は広州市に本社を置き、農業用ドローンの製造を主力にしている。ここ数年は競合他社との差別化戦略を推し進め、IT技術による農作物の生育管理システムやドローン以外の無人機械などの研究開発に積極的に取り組んできた。 ドローンと自動
現在では所定のタクシー乗り場で通常料金で利用できるタクシーが一般化され、事前にタクシーカウンターで指定料金を支払い乗車が可能となるなど、年々整備は進む。 その半面、いまだカモを狙った客引きが途絶えることはない。 言い値は通常料金のほぼ倍額 3月初旬はセブでは乾季にあたるシーズンで観光客も多い。平日の22時を過ぎているにもかかわらず、わずか数百メートルを歩く間に、10人以上が交代で絶えず声をかけてくる。 通常であれば辟易する場面だが、取材となれば意味合いが変わってくる。彼らの言い分はすべて同じだ。 「ナウ、ベリー、トラフィックジャム」 つまり夜間で渋滞が激しく、通常料金のタクシーを利用するよりも固定料金でいくほうが割安だ、というのが彼らの主張だ。 言い値は750ペソ(約1610円)。交通渋滞があっても、初乗り40ペソ(約83円)のセブ島では、通常なら400ペソ(860円)程度で市内中心部には
冷蔵庫付きの軽トラックに積み込まれているのは、トイレットペーパーなどの日用品から精肉などの生鮮食品、さらには土用の丑の日のうなぎといった季節商品までと幅広い。商品数は400品目1200点。取り扱われているのは、近隣にあるスーパーの商品と同じものだ。 新型コロナによる外出自粛の広まりを背景に、移動スーパー「とくし丸」が人気を集めている。 顧客の中心は、体力面や交通事情から買い物に行くのが困難な70~90代の人々。週に2回決まったコースを軽トラックで巡回し、固定客の自宅などを訪問する。 コロナ禍で売り上げを維持 とくし丸の1日当たり平均売上高(日販)は約10万円。5月の緊急事態宣言発令中に比べると金額は若干落ちたが、コロナ前の約9万円を今なお上回る。 とくし丸の新宮歩社長は「以前は無理をして買い物に行っていた人も混み合うスーパーに行っていいのかと悩んだり、かつては毎週子どもに買い物を頼んでいた
このプログラムは、小・中・高校生に向けた起業家教育を提供している。そして、これこそが仁禮さんが取り組んでいる新しい教育の試みであり、彼女のたどってきた足跡をひもとくカギといっても過言ではない。さらに興味深いことに、その目的は、起業家を育成することにはないのだという。真の目的は、小・中・高校生が「自らの人生を切り拓く力」を育むことにあるそうだ。いったい、どういうことなのだろう。 仁禮さんは、小学1年生で既存の教育に疑問を感じ、中学2年生にして起業。1社目の会社を設立し、教育関連事業、学生・企業向け研修などをスタートさせた。そして、高校1年生の時には自身の母校である湘南インターナショナルスクールを買収。2016年には同じく教育関連事業を主体としたHand-C(現TimeLeap)を設立し、現在に至る。そもそも、なぜ小学1年生にして、既存の教育に疑問を感じ、中学2年生で起業するに至ったのだろうか
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