南アフリカ・プレトリアの高等裁判所(2014年10月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/HERMAN VERWEY 【5月1日 AFP】南アフリカの末期患者の男性が4月30日、自ら命を絶つ権利を認める判決が下されたその日に、自然死した。今回の判決は、自殺ほう助の法整備に向けた道を開く可能性がある。 元弁護士のロビン・ストランシャムフォード(Robin Stransham-Ford)さん(65)は、強い鎮静剤を投与された状態だったと伝えられており、家族から発表された声明は、彼が死亡したのが判決の前か後かについては触れていない。 「画期的な判決という励みになる知らせが届いたのに、ロビンが死去したと発表するのはとても悲しい」と家族は述べている。 「家族と付き添いの人々が見守る中、ロビンは安らかに永眠した」 自殺ほう助の法整備に向けたロビー活動を推進する南ア非営利団体「ディグニティSA(Dign