インターステラテクノロジズ株式会社(以下、インターステラ)は2018年4月30日に、創業者の堀江貴文氏にちなんで「ホリエモンロケット」とも呼ばれる小型ロケット「MOMO2号機」の打ち上げを見送り、夏以降に再設定すると発表しました。 成功していれば、民間企業による宇宙空間へのロケット打ち上げとしては国内初の事例となったホリエモンロケット。本記事では民間ロケットビジネスの現状を解説し、また、民間企業によるロケット開発時の工夫もあわせてお伝えします。 超小型衛星の登場が、宇宙ビジネスの門戸を広げた 現在、ロケット開発を通じた宇宙ビジネス市場が世界的な盛り上がりを見せています。 アメリカの実業家イーロン・マスク氏がCEOを務めるスペースXをはじめ、NASAが出資したヴァージン・オービットやソフトバンクが資金提供を表明したワンウェブなど、多数の民間企業が激しいロケット開発競争を繰り広げているのです。