今回はいろいろアレな単語が出てくるが、そんなもんいちいち忌避するほど私はカマトトでも嘘つきでもない。わかっているだろうけどね? ● 歴史上の悪女とされる存在は、男が悪役にされる以上に要注意であるという本書。 第一章は道鏡との「巨根伝説」でしられる孝謙帝。女帝そのものが異端であり、それゆえおとしめられ、そのおとしめる最大の手段としてセックススキャンダルが形成された気の毒な存在です。このへん、実は読むまで「武則天の移入かな」と考えていましたが、根はもっとふかいようです。 巨根の対になる概念は「広陰」ですが、これは仏罰という意味を持たせられていたということ。さらに女性器そのものが穢れているという差別概念があること。ブッダが脇の下から生まれたのは、女性器を経由して生まれるのは汚らしいということらしい。このへん、イエスの処女懐胎とくらべると東西でのタブーや禁忌の概念がわかってなかなか興味深いので
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く