喫煙が肺がんにつながる、というのが一般的な認識だが、女性の場合はむしろ、タバコを吸っていない人に多く、実は原因として「女性ホルモン」も関係しているーーこれまでの常識がくつがえるような衝撃的な説を紹介したテレビ番組がNHKで放送された。 番組は2009年11月25日放送の「ためしてガッテン」。番組の冒頭に国立ガンセンター研究所の祖父江好孝主任が登場し、 「女性の方はむしろ、タバコを吸っていない人に(肺がんが)多く見られます」 と説明した。肺がんの原因は喫煙だけと思いがちだが、実は違うのだそうだ。番組では「ここ2年以内にわかった新事実」として、女性が肺がんになる理由を説明した。 肺がんの原因は「空気」と「女性であること」 兵庫県に暮らす女性(69)は、医師から肺がんだと診断された。この女性はタバコは吸わず、一緒に暮らす家族にも喫煙者がいない。家の周りは農地で、有害な煙を出す工場もない。外に出る