2008年7月1日のブックマーク (1件)

  • タメ息を袋に集める

    車と車の流れの間を、 脚を十ぐらいにしてが駆け抜ける。 道の向こうには 待っている家族が居るかもしれない。 小さなお気に入りの場所が或るのかもしれない。 カナラズも、エイエンも、分からないまま、 君は駆け抜けた。 アスファルトとタイヤに囲まれた場所で 君は生まれて、小さな世界を知って、 小さな時間を生きる。 刹那と刹那の流れの間を、 小さな永遠を抱えてが駆け抜ける。 僕は君達が刹那を避けきれずに アスファルトに永遠を零してしまうのを何度も見た。 この世界が君達に強いている事を、 僕は取り除く事もできず、 明日も明後日も、 君達が無事に道の向こう側に辿り着く事を、 祈るばかりだ。 車と車の流れの間を、 地上20センチの視線で捉えてが駆け抜ける。 鉄とコンクリートの中では、 小さな命はもっと小さく見えて、 けれどその分、温度や光は凝縮されて、 そんなふうに生きるべきなのは、 みんな同じ

    タメ息を袋に集める
    keyko-s
    keyko-s 2008/07/01
    詩で近況を推測してる、詩人さんです。ご無沙汰だけど元気でやってるかなぁ?