王様の名前はムルラ ムルラは夜になるとよく 物乞いに変装して街に出た うまく眠れなかったのだ たまに酔っ払いに話しかけられたり ただ街の景色を見ていたりするだけでも 城にいるよりかは 落ち着いた そんなある晩 ムルラはアウリンという女性に会う 「物乞いさん あなたにお願いがあるの」 「なんだい?」 「今から一緒に来て欲しい場所があるの」 2人湖にやってきた 「あの洞窟よ」 「何がしたいんだい?」 「確認よ 夢の確認 その夢の中で私は 洞窟の入り口で 1人の物乞いさんから 翼をもらうの」 「それから私は洞窟に入っていく 長い長い 石段があって 私はどんどん降りていったわ」 「やがて溶岩が流れている場所についた 先の小さな岩に 剣が刺さっているの」 「わたしは それが伝説の剣だと わかるの わたしは翼を広げて なるべく 天井すれすれに飛んだ」 「そして 伝説の剣を手に入れたの」 「その剣は唯